シンガポール/シンガポールのグルメ・レストラン・屋台

シンガポールならではの老舗中華料理店 「地茂館」

レストランの入れ替わりが激しいシンガポールにあって、約30年の歴史を持つ老舗中華料理店、Mouth Restaurant(地茂館)。伝統的な広東料理の手法に裏打ちされた、シンガポールならではの中華が食べられるお店として、地元の人に人気です。一押しの料理をご紹介。

仲山 今日子

執筆者:仲山 今日子

シンガポールガイド

地元の人に愛され続ける中華料理店の創作料理

解説

中華系の家族連れなどで賑わう店内

約30年の歴史を持つ老舗中華料理店、Mouth Restaurant(地茂館)。伝統的な広東料理の手法に裏打ちされた、シンガポールならではの中華が食べられるお店として、地元の人に人気のお店です。

元々はシンガポールの香港コミュニティに愛されていたティーハウスとして出発しただけあり、シンガポールのトップ点心(Dim Sum)レストランにも選ばれています。

それだけではなく、シンガポールらしさあふれるオリジナル料理が、こちらの売り。100種類以上という、豊富なラインナップのメニューは、目移りしてしまいますが、お店のスペシャリテの中でもガイドが特にお勧めなのが、ローカルフードのマレー風ロジャック(参照記事)をアレンジした、Sauteed Pork Ribs In Cream Of Spicy Rojak Sauce(14シンガポールドル)。

シンガポールらしいお勧め料理

解説

南国らしいドラゴンフルーツなど、たっぷりのフルーツが隠し味

マレー風ロジャックとは、きゅうりなどの野菜やパイナップル、梨などを刻んで黒蜜のような甘辛いソースで和えたサラダ風の軽食。甘辛いソースでポークリブの細切りを揚げたものを和えた、酸味控えめの酢豚のような感じのものです。

黒蜜のような、みたらし団子のタレのような、甘いロジャックソースと、豚肉の組み合わせ、最初はどうかな?と思って口に運んだのですが、柔らかい豚肉とカリカリした衣、そしてそれにからみつくコクのある黒糖の味わいが絶品。豚肉の味と揚げ油の香ばしさに、奥行きのある甘いソースが不思議とよく合います。程よいチリの辛みと、フルーツの甘酸っぱさが後をひき、ご飯が進みます。これ目当てで通い詰める地元の人もいるそうですよ。

アクセスが便利な、ドビーゴート駅直結のショッピングモール内にあり、大勢の人が集まるシチュエーションや、天気の悪い時にもぴったり。中華料理の店にしては珍しく、旧正月期間中も営業している、使い勝手の良いレストランです。この他にも、チャイナスクエアにも出店しています。

<DATA>
Mouth Restaurant(地茂館)
営業時間:平日ランチ 11:30~16:00、ディナー18:00~22:00(金曜は~23:00)、土曜 10:00~23:00、日曜 10:00~22:00
住所: 68 Orchard Road #02-01, Plaza Singapura Singapore 238839
TEL:+65 6337 7446
アクセス:MRTドビーゴート駅直結
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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