後任監督は絞り込まれた?
日本のメディアでは、依然として複数の名前が報じられている。有力候補と見られているのはデンマーク人のミカエル・ラウドルップ(50歳)で、日本サッカー協会はアルゼンチン人のマルセロ・ビエルサ(59歳)にも興味を示しているようだ。
デンマーク代表として1986年と98年のワールドカップに出場したラウドルップは、ユベントス(イタリア)、バルセロナ(スペイン)、レアル・マドリード(スペイン)といったビッグクラブでキャリアの全盛時を過ごし、1996年にはヴィッセル神戸に在籍したこともある。
引退後は母国デンマーク代表のコーチとなり、デンマーク、スペイン、ロシア、イングランドのクラブで采配をふるってきた。現在はカタールのレフウィヤSCの監督を務めている。
ビエルサは母国アルゼンチンとチリの代表監督として、W杯で采配をふるった。2010年の南アフリカW杯直後には、日本代表監督の候補のひとりと報道された。
このアルゼンチン人は戦術マニアとして知られ、選手のハードワークをベースに複数のシステムを使い分ける。戦術的な引き出しの多さは、日本人好みの指導者である。2014-15シーズンからはフランス・リーグアンの強豪オリンピック・マルセイユの監督だ。
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