ケンウッド「彩速ナビ」2015年モデル登場!タイプZがハイレゾ対応に

ケンウッドのAVナビ「彩速ナビ」がモデルチェンジした。上位機種のタイプZが2モデル、スタンダードモデルのタイプXが3モデル、そして少し先に登場したタイプLが3モデルの計8機種が揃った彩速ナビ2015年モデルだが、注目は上位機種のタイプZである。

このタイプZ、なにが特徴かといえば、まずカーナビで初めてハイレゾ音源の再生に対応したことだ。ハイレゾとはひとことでいうと「CDよりも高解像度」な音源のこと。CDのデジタル音源はサンプリング周波数44.1kHz/量子化ビット数16bitだが、新しい彩速ナビ・タイプZはサンプリング周波数192kHz/量子化ビット数24bitまでのハイレゾ音源の再生が可能なのだ。
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ケンウッド彩速ナビの2015年モデル、MDV-Z702はハイレゾ音源の再生に対応した


ところでハイレゾとは?

ここで軽く、デジタル音源のお勉強。アナログの音をデジタル信号に変換するには、サンプリングと量子化という作業が必要だ。サンプリングとは元々のアナログ波形を細かく切り刻んでいく作業。キャベツの千切りのようなものと思えばいい。

CDのサンプリング周波数は44.1kHzだから1秒間に44,100回のサンプリングを行う。量子化とはサンプリングしたデータの一つ一つにレベル付けする作業で、量子化ビット数はその細かさを表す。階段の段差のようなものと思えばいいだろう。CDの量子化ビット数は16bitだから、2の16乗=65,536段階でレベル付けできる。

対して192kHz/24bitのハイレゾ音源は、1秒間に192,000回のサンプリングを行い、2の24乗=16,777,216のステップでレベルをつける。細かくサンプリングし、細かいステップで量子化するほど、より元々のアナログ音源に近い滑らか波形が得られるのは当然。1秒間の情報量も、CDが1411.2kbpsなのに対して、192kHz/24bitのハイレゾ音源は9216kbpsと、実に約6.5倍。これが「ハイレゾ音源=高音質」の理由である。
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サンプリング周波数と量子化ビット数の数値が大きいほど波形が滑らかでより原音に近い再生が可能。


最大192kHz/24bitのハイレゾ音源に対応

ケンウッド彩速ナビのタイプZ 2015年モデルはUSBメモリーなどのUSBストレージに保存したWAVとFLACのファイル形式において、最大192kHz/24bitまでの音源を再生できるほか、CD/DVDやiPod/iPhone、SDカード、内蔵メモリー、地デジのデジタル音源も一旦192kHz/32bitにアップサンプリングしたのち、高精度なTripleコア浮動小数点演算DSPでイコライザーやタイムアライメント等の信号処理を施し、フロント/リア/サブウーファー用のそれぞれ独立した3基の32bit D/Aコンバーターでアナログ信号に戻す。

アップサンプリング時に高精度なクロックを使うことでジッター(時間軸のゆらぎ)による歪みを改善できるし、K2テクノロジーにより録音時に失われた信号成分を補完することもできる。だからハイレゾ音源はもとより、CDなどの非ハイレゾ音源も、高音質で楽しめるのが新しいケンウッド彩速ナビ タイプZなのだ。

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