品物は取ってもらうのがマナー
ショッピングを楽しむイタリア人女性(ガイド撮影)
あるいはショーウィンドーに飾ってあるものが見たければ、それも指し示して尋ねれば見せてくれます。
Posso vedere? ポッソ ヴェデーレ?
(見ても構いませんか?)
店員さんはまず自分で取ってから、その品物がお客さんにとって一番見やすいように、例えばスカーフだったら広げてくれたりして見せてくれます。
値段が見つからなければ聞くのがマナー
一流ブランド店では、値札が見れば分かるようになっていない品物もあるでしょう。そんな時にも自分で値札をガサガサ探してはいけません。一言、店員さんにQuanto fa? クアント ファ?(お幾らですか?)と聞けば、値札を出して示してくれるでしょう。ここで、ちょっと迷うので少し考える時間が欲しければ、Ci penso un pò. チ ペンソ ウンポ (少し考えます) と言えば、店員さんも品物を元に戻してくれます。このようなお店では、店員さんとのコミュニケーションが鍵です。お店の方でも、一流品を買うのに相応しい客かどうか、そのブランドの良さを本当に分かっている客かどうかを見ながら応対しています。
日本のように店員さんが懇切丁寧に応対してくれるのと比べると、ちょっとお高くとまっているように見えるかもしれません。でも一流ブランドには、それだけ上質の一流品を作っているプライドと自信があるのです。こういう買い物の仕方には、慣れないと最初は戸惑ってしまうかもしれませんけれど、恥ずかしがらずに礼儀正しく振る舞うことでお客として扱ってもらえます。
是非、イタリアで自分にとっての一生ものを探してみて下さい。
最後のページは、ショッピングに役立つイタリア単語集です。