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珠玉の歌声を後世に 尾崎紀世彦ライブ音源CD化署名

1999年から2003年にかけて開催された『尾崎紀世彦vs前田憲男 THE MEN』。その名の通り、日本最高峰の実力派シンガー尾崎紀世彦と日本ジャズ界の至宝前田憲男による究極のジャズ、スタンダードコンサートだ。今その『尾崎紀世彦vs前田憲男 THE MEN』のCD化を希望する署名活動が盛り上がりを見せている。

中将 タカノリ

執筆者:中将 タカノリ

演歌・歌謡曲ガイド


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1999年から2003年にかけて開催された『尾崎紀世彦vs前田憲男 THE MEN』

その名の通り、日本最高峰の実力派シンガー尾崎紀世彦と日本ジャズ界の至宝前田憲男による究極のジャズ、スタンダードコンサートだ。

参加ミュージシャンも猪俣猛(ドラム)、荒川康男(ベース)、西条孝之助(サックス)、数原晋(トランペット)など一流ぞろい。選曲の良さと完成度の高さからファンの間では“伝説のコンサート”となっていた。

今その『尾崎紀世彦vs前田憲男 THE MEN』のCD化を希望する署名活動が盛り上がりを見せている。

ファンサイト『尾崎紀世彦ワールド研究室』を主催するkumikoさんが
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「(前略)音源が5~6回分保存してあるそうです。

是非CD発売していただきたく、皆様の購入希望を集めてお願いしに行こうと計画しています。
もし一般発売が不可能でも、希望者のみに売っていただけたら嬉しいです。

例えば何百枚から千枚単位でお願いすれば、制作サイドでも計画を立てやすいのではと思うのです。購入希望者をたくさん集めるのに時間がかかりそうですが、何もしないより可能性が出てくるかもしれません。」

と熱い気持ちを尾崎ファンに呼びかけたのだ。

尾崎は晩年まで積極的な音楽活動をおこなっていたが、残念なことに新作CDは2000年代以降ほぼリリースされることがなかった。年輪を刻んでなお輝きを増していた時期の彼の歌声をこのまま埋もれさせてしまうのは、尾崎ファンのみならず日本音楽界全体の損失だ。

現在(2015年2中旬)のところ300人以上がCD購入希望を申し出ているというが、こういう企画は“何人集まったからもう大丈夫”という性質のものではない。もっと多くの希望を、声を関係者に届ける必要があるだろう。

これはと思った方はぜひ

尾崎紀世彦ワールド研究室
『申し込み募集!!尾崎紀世彦vs前田憲男コンサートのCD』


から申し込みをしていただきたいと思う。

なお『THE MEN』で披露された楽曲は以下の53曲。
『All By Myself(オール・バイ・マイ・セルフ)』
『All In Love Is Fair(オール・イン・ラブ・イズ・フェア)』
『Amazing Grace(アメイジング・グレイス)』
『Aranjuez Pf Song(アランフェス協奏曲)』
『As Time Goes By(時の過ぎゆくままに)』
『Autumn Leaves(枯葉)』
『Blue Christmas(ブルー・クリスマス)』
『Blue Moon(ブルー・ム-ン)』
『Come To Me(カム・トゥー・ミー)』
『Cracklin` Rosie(クラックリン・ロージー)』
『Cry Me A River(クライ・ミー・ア・リバー)』
『Don`t You Worry `Bout A Thing(くよくよするなよ)』
『Dream(ドリーム)』
『Forgotten Feelings(忘れじの感傷)』
『Freedom For The Stallion(フリーダム・フォ-・ザ・スタリオン)』
『Georgia On My Mind(ジョージア・オン・マイ・マインド)』
『Hawaiian Wedding Song(ハワイアン・ウエディング・ソング)』
『Hush-a-bye Mountain(お山の子守唄)』
『I am, I said(アイ・アム・アイ・セッド)』
『If(イフ)』
『I`ll Be Home On Christmas Day(故郷のクリスマス)』
『It`s Beginning To Look Like Christmas(クリスマスらしくなって来た)』
『Love Is All(愛はひとり)』
『Love On The Rocks(座礁した愛)』
『Moonlight Sonata(月光の曲)』
『Mother And Child Reunion(母と子の絆)』
『My Boy(マイ・ボーイ)』
『O Holy Night(クリスマスの聖歌)』
『One Voice(ワン・ヴォイス)』
『Play Me(プレイ・ミー)』
『Proud Mary(プラウド・メアリー)』
『Silver Bells(シルバー・ベルズ)』
『Sing(シング)』
『Sometimes I Feel Like A Motherless Child(時には母のない子のように)』
『Summer Time(サマー・タイム)』
『Sweet Georgia Brown(スウィート・ジョージア・ブラウン)』
『The Little Drummer Boy(リトル・ドラマー・ボーイ)』
『Theme From Mahogany(マホガニーのテーマ)』
『Theme Of PEOPLE(ピープルのテーマ)』
『Till We Meet Again(ティル・ウィー・ミート・アゲイン)』
『Until The Night(アンティル・ザ・ナイト)』
『What A Wonderful world(このすばらしき世界)』
『Worried Life Blues(ウォーリード・ライフ・ブルース)』
『You Can Have Me Anytime(トワイライト・ハイウェイ)』
『You Don`t Have To Say You Love Me(この胸のときめきを)』
『忘れないわ』
『あなたに賭ける』
『別れの夜明け』
『ふたりは若かった』
『ゴッド・ファーザー~愛のテーマ』
『愛する人はひとり』
『また逢う日まで』
『さよならをもう一度』

オリジナルを除くと半分以上がCDに収録されたことのない楽曲だ。

はたして尾崎紀世彦の熟年期を代表する新しい名盤は世に出ることがあるだろうか。

成否はわれわれ音楽ファンの良心にかかっている。


※記事制作にあたりご協力いただいた『尾崎紀世彦ワールド研究室』kumikoさんに御礼申し上げます。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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