同僚女性の更年期障害、男性はどう考える?

職場の更年期障害の女性を理解しよう、と考えている男性も実は多い

職場の更年期障害の女性を理解しよう、と考えている男性も実は多い

働く女性の更年期障害やPMS(月経前症候群)について、周囲の理解はどのくらいあるのでしょうか。同じ女性であっても年齢が離れていると更年期障害については知識がなく、ピンとこない方が多いのではと思います。ということは男性の上司や同僚ともなると「更年期障害ってどういうことだ?」「へたに言葉をかけるとセクハラやパワハラになるのではないか」と考えすぎてしまい、理解しようとするどころか静観する方もいると察します。

「ホルモンケア促進プロジェクト」で実施した調査結果をもとに男性の意識について見てみましょう。私たちが考える以上に男性は気にしてくれていることがわかります。

更年期の女性にはもっと頼って欲しいと考える男性が多数派

「女性ホルモンについて会社で話を聞く機会はありますか」という設問で、「機会がある」と答えたかたは14%です。現実には1割強の人しか、話をしていません。確かに男性側から切り出すには抵抗ある話題です。更年期に悩む女性社員が自らそのことをちらつかせるのは恥ずかしい、仕事を任せられないと思われると嫌だという思いがあるからかもしれません。

職場で更年期を話題にする男性は少ないですが「更年期症状やPMSの職場の女性に対してあなたはどのような気持ちを持っていますか」という設問には「もっと頼って欲しい」が約半数。「かわいそう」と思う人は7割もいます。否定的な意見「さぼっている」と「仕事をやめたほうがいい」という人は2割程度です。

よって、自分の更年期症状で職場に迷惑をかけていると悩む女性は、気持ちを上向きにしましょう。今の自分にはこういう症状が出ている、それは女性ホルモン減少の影響ですと男性方に伝えることがあっていいのだと思います。

「更年期について自分がもっと勉強したい」という設問もあります。非常にあてはまる23.2%、まあ当てはまる46.4%という高い数値が出ています。男性方は、更年期症状について本当は関心があるのです。


更年期障害&女性ホルモンについて勉強会が開かれるのが理想

「会社で女性ホルモンに関する話を聞く機会があれば聞いてみたい」という方は「是非聞いてみたい」「どちらかと言えば聞いてみたい」を合わせると62.7%です。

「女性が社会で活躍するために、会社で更年期障害やPMSに対する対策が必要だと思いますか」という設問には「絶対必要」「できれば必要」と合わせると82.6%という結果です。ほとんどの人は対策がいると考えています。

更年期障害について勉強したいと思う男性も半数はいるのですから、できることなら会社側で健康セミナーを開催したり、チームごとで健康に関する座談会をするなどして、更年期女性社員に関する知識を高めることがあってもよいかと考えます。更年期に関する本も多数出ています。何冊かを選んで会社に置いて回し読みをするのもいいでしょう。ネットをフルに活用している会社であれば、社内報や部署ごとのホームページに世代別病気一覧や、更年期医療サイトのリンク先を付けて説明ページを閲覧してもらうなどの方法もあります。

男性社員も中高年になってくるとご自分のパートナーに更年期症状が出てきて、家庭内でイライラしたり、家事ができないと落ち込んだりしているかもしれません。「奥さんは、顔がほてるとか、腰が痛いとかおっしゃいませんか?」という共通の話題を提供して、対策や改善法を教えてあげるのもコミュニケーションのひとつになります。

今回は女性更年期障害をテーマにしていますが、実際は男性も中高年になって男性ホルモン値が下がると覇気がなくなってきたり、ぼんやりすることもあります。最近は泌尿器科で男性更年期外来という科目もできてきています。女性だけでなく、お互いに年齢を重ねれば不調が現れるということを理解し合える職場になるとよいと思います。男女問わず更年期世代に理解ある会社は、理想の職場です。

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