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ビル7階分!? 春の立山黒部で雪壁「雪の大谷」を満喫(2ページ目)

立山黒部アルペンルートは3,000m級の飛騨山脈を通り抜ける世界的な山岳観光スポットで、主要中継地である室堂(むろどう)では4月から6月に「雪の大谷(おおたに)」が見られます。高さ最大20メートルの雪の壁の下をバスと徒歩で通り抜ける興奮は他では味わえません。ぜひとも足を運んでみてください。

坂本 正敬

執筆者:坂本 正敬

黒部・立山ガイド

雪の大谷では4月から6月までイベントが盛りだくさん

解説画像

国内外からたくさんの観光客が押し寄せる雪の大谷


月ごとに雪の大谷ではいろいろなイベントも開催されています。

例えば5月中旬~6月初旬には豪雪を利用した雪の迷路が現れます。6月初旬~6月中旬は長大な雪の滑り台が登場し、家族を楽しませてくれます。

5月、6月となると積雪量が心配になるかもしれませんが、平成26年度のデータを見る限り、4月20日の段階で15mあった雪の壁(最も高い場所)は、5月20日で13m、6月20日で10mと十分残っていると分かります。過去10年間のデータと比較して平成26年は少ない方でしたが、それでも6月の段階で10mも積雪が残っています。安心して遊びに来てください。

ちなみに上記のイベント以外でも、立山連峰を一望できる雪原の迂回(うかい)路(パノラマロード)や、雪の壁にメッセージを刻めるメッセージエリア、除雪車の展示など、イベントや展示物は盛りだくさんです。全て無料で楽しめるので、ぜひとも足を運んでみてください。

○2023年のイベント、展示情報まとめ(予定)
雪の壁のスコップ堀り:4月15日~5月21日
立山ユキテラス:4月中旬~5月下旬
パノラマロード:4月15日~5月7日
雪のカレンダー:4月15日~5月7日
除雪車展示コーナー:4月15日~6月25日
雪の回廊:4月15日~6月25日
雪のトンネル:5月上旬~6月下旬

以上、立山黒部アルペンルートの大自然を体感する雪の大谷について紹介しましたが、いかがでしたか? 注意していただきたい点として、気温や天候の問題があります。4月の段階で室堂平の平均気温は1℃(午後3時)、5月は中旬で7℃、6月中旬でも12℃ほどです。

想像以上に寒いと覚悟して、真冬の服装を用意してください。雪原を歩くので女性の場合ハイヒールなど足元が不安定な靴はNGです。トレッキングシューズ、長靴を用意し、その上で手袋、マフラー、サングラスなども欠かさず用意してくださいね。
 
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