きっかけは海外ボランティアのさやかさん
会社勤めとしながら通勤途中の駅から近い茶道教室に通う20代のさやかさん。通い始めて3年目ですが、きっかけは海外でのある体験からだそうです。さやかさん「私、学生の頃はよく海外旅行に行ってました。大学2年生のときに大学のプログラムで海外ボランティアとか経験したりして、すごく楽しかったんです。
その海外ボランティアに行った先がカンボジアでした。
そこで何日か支援とかしたりしながら楽しく過ごしてたんですけど、ある時にチームで『日本文化を知ってもらいたいよね』って話になったんですよ。日本文化ってなんだろう、ってことになってとりあえず日本からいろいろ持ってきたシャボン玉とか折紙とか使って子供たちと遊ぼうってことになりました。当日、折紙をやったりシャボン玉やったりしたらびっくりするくらい喜んでくれて!(笑)
それで、もうちょっと自分が日本の伝統的な文化を知っていたら、世界の人たちとよりコミュニケーションが取れるんじゃないかなって思うようになったんです。
その後、卒業して就職して忙しくなっちゃったのですが、仕事にも慣れてきたし、自分でも何か日本の文化になるようなことを学びたいなってずっと思っていました」
「母の言葉が背中を押してくれた」
さやかさん「実家に帰省していたとき、母の着物を一緒に整理することがあって、言われたんです。『着物を着る機会がなくなったけど、お茶とかやってれば着るんやろうねえ』って。実は10代のころに母から『お茶でもお花でもできるようになったほうがいいよ』と言われていました。それで、茶道を始めよう!って思ってすぐに調べたりして、今の教室に通っているんです」
さやかさん「仕事が終わって自宅に帰る前に教室に行くんですけど、気持ちがリセットするのですごいいいなと思います。私は金曜日に通っているので、茶道で気持ちがリセットされてから帰って休日を迎えることでより生活にメリハリがでますね。
あとは、お茶会にも行くようになったり、自分でも着物をきてお点前をさせていただけるようになったりして、楽しみが増えるのも嬉しいです。会社の人とも茶道やっていることは話すきかっけになったりして、本当にやっていてよかったなと思います」