コーヒープロジェクト、3年目の目標は?
「3年目の今年の目標は人を育て、カフェ・カンパニー全店舗でのプレゼンテーションをもう1段も2段も高めること。そのひとつがAntenna<>WIRED CAFEでの、よりモノづくりとクオリティーに軸足を置いたチャレンジです」
「今回使用したコロンビアの秘境インサのコーヒーは、昨夏に川島さんとコロンビアの農園を回っている中で出会った、素晴らしいストーリーのあるコーヒー。それを主力であるWIREDブランドで展開する。ターミナル型のスピード感と、COMMUNE 246のクラフトマンシップと両軸での表現。それはカフェ・カンパニーが作り続けていくカフェの未来にとっても大切なチャレンジだと認識しています」
一杯のコーヒーが人生をより豊かにしてくれる――そんな確信を持ちながらコーヒーを淹れ続けます、と和田さん。その熱、その説得力。情熱と出会いがWIRED CAFEのコーヒーをダイナミックに進化させているのです。
カフェとラジオは空気をつくるもの
今回取材に応じてくださった広報担当の伊原志津子さんは、J-WAVEで番組を制作してきたキャリアを持ち、カフェ・カンパニー入社後も番組制作に携わっていました。
「ラジオは空気をつくることのできる唯一のメディアだと思っているんです」と伊原さんは語ります。
「リスナーの生活にそっと入っていって、押しつけることなく空気や気持ちを伝えられる。たとえば部屋でのんびりしている人、車を運転している人のそれぞれに、ラジオは音楽で『いま、雪が降ってきた』ということを感じさせたりする。そこがカフェと似ていますね」
この場所も、どう使うかは訪れた人しだい。どうぞお好きなように使ってくださいね、と伊原さん。素敵なお話をありがとうございました。カフェのメニューとショップデータは次ページでご確認ください。