節約/食費の節約

野菜の上手な冷凍保存術

せっかく安売りで食材を買ってきても、使いきれずに腐らせてしまっては意味がありません。上手な冷凍保存法をマスターして最後までしっかり使いきれるようにしましょう。

和田 由貴

執筆者:和田 由貴

節約ガイド

 

 

せっかく安売りで食材を買ってきても、使いきれずに腐らせてしまっては意味がありません。食費の節約で大切なのは、きちんと最後まで食材を使いきることです。使いきりを徹底したいのなら、なんといっても冷凍保存がおすすめ!

ご飯やパン、肉や魚を冷凍している人は多いと思いますが、冷凍保存できる野菜は意外にたくさんあるんですよ。春先の低温や長雨の影響で野菜の価格が高騰しているので、上手な冷凍保存法をマスターして最後までしっかり使いきれるようにしましょう。

葉もの野菜

ほうれん草や小松菜などは、電子レンジで軽く加熱してから1回分ずつ小分けをしてラップで包んで冷凍します。味付けせずに冷凍することで、解凍後はバターソテーや胡麻和えなど、あと一品ほしいときもラクラク。

また、加熱後に冷凍というのが一般的ですが、生のままでも冷凍は可能。生のほうれん草などをよく水洗いし、水滴がついたまま冷凍保存袋に入れ、中の空気を抜きます。あとは凍ったまま切って、加熱調理して使いましょう。生のまま冷凍すると、下ゆで時の栄養流出が防げるのもポイントです。
 

その他の野菜

ブロッコリーやアスパラガスは使いやすい大きさに切ってから、生のほうれん草と同じ要領で冷凍保存袋に入れて空気を抜いて冷凍できます。使うときは、凍ったまま熱湯で1分くらいゆでましょう。

大根は、おろして冷凍しておくと重宝します。大根おろしを作ったら、ふたつき製氷皿に流して冷凍したり、バットにラップを敷いて平らに流してから包んで冷凍します。どちらも必要な量だけ割って、自然解凍して使えるので便利です。

きのこ類

きのこ類のほとんどが、生のままで冷凍可能。冷凍するとうまみが増すとも言われています。例えば、しいたけはそのままの状態で冷凍でき、凍ってからだと軸がポキンと折れるので、包丁入らずで便利。冷凍してもカチカチには凍らないので、スライスすることもできます。

えのきだけやしめじなら、石づき部分を切り落とし、小房に分けてビニール袋などに入れて冷凍を。凍ったまま加熱調理します。袋入りのなめこもそのまま冷凍できます。こちらも、凍ったまま加熱調理を。

薬味・ハーブ類

ねぎやみょうがは、刻んでからラップで包むか冷凍保存袋に入れて冷凍しておくと、凍ったままサッと使えて便利です。小口切りにしたねぎなら、ペットボトルに入れて冷凍すると使いたい量だけシャカシャカ振って取り出せます。

しょうがはおろしてから、ラップに平らに包んで冷凍。スライスして冷凍すれば、煮魚などにぴったりです。パセリやバジルなら洗ってよく水気を切り、冷凍保存袋で冷凍を。完全に凍ったあと袋の上からパンパンとたたくと、あっという間にみじん切りしたような状態になります。

煮物・惣菜など

煮物やきんぴら、ひじきなどの惣菜は、ふたつき製氷皿にアルミカップを敷いて、小分けにして冷凍しておくと、お弁当箱に凍ったまま入れられるので忙しい朝は大助かりです。

ただし、ジャガイモを煮たものやコンニャク、ゆで卵は冷凍に不向きな食材なのでご注意を。ジャガイモを冷凍したい場合は、マッシュにすればOKです。
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