株式戦略マル秘レポート/西村剛の「統計で勝つトレード」

2月勝率94%の銘柄とは?

2月相場は、節分天井・彼岸底という相場の格言もあるように、例年、株価は下がりやすい傾向がある月と言われています。ただし、実際の過去の株価データを用いて確認してみると、そうではないこともしばしばです。月ごとの株式市場の傾向や、業種・個別銘柄の傾向をきちんと把握することで、不用意なリスクを抑えることができるでしょう。今回は、例年2月相場で過去に優れたパフォーマンスを残したおすすめの銘柄をご紹介します。

西村 剛

執筆者:西村 剛

株式ガイド

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2月株式市場の傾向

銘柄をご紹介する前に、2月の株式市場について振り返りましょう。1月末に全銘柄を購入し、2月末に売却した場合の成績は以下の通りです。

【検証結果】2月相場の傾向

システムトレードの達人

システムトレードの達人


勝率: 48.17 %
勝ち数: 33,322 回
負け数: 35,855 回
引き分け数: 2,009 回

平均損益(円): 716 円  平均損益(率): 0.36 %
平均利益(円): 17,697 円  平均利益(率): 8.85 %
平均損失(円): -15,025 円  平均損失(率): -7.51 %

合計損益(円): 50,955,104 円  合計損益(率): 25,476.87 %
合計利益(円): 589,687,729 円  合計利益(率): 294,851.71 %
合計損失(円): -538,732,625 円  合計損失(率): -269,374.85 %

プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 1.095
平均保持日数: 23.91 日

検証結果を見てみると、2月の株式市場は勝率が48.17%、1トレードあたりの損益額を示す平均損益は0.36%となっています。勝率は5割を切っていますが、1トレードあたりの平均損益は若干のプラスとなっています。2月相場には、節分天井・彼岸底という格言もあるように、一般的に、2月相場は下がりやすい傾向があると言われています。しかし、過去のデータを用いた検証結果を見る限りは、少なくとも2月相場は明確な下がりやすい傾向があるとは言えないでしょう。

では、このような2月相場で、好調なパフォーマンスが期待できる銘柄をご紹介したいと思います。

2月に優れたパフォーマンスが期待できる銘柄とは?

今回ご紹介したい銘柄は、「コモ<2224>」です。以下では、同社の詳細についてご説明します。

【事業内容】
同社は、北イタリア産のパネトーネ種を用いて作るロングライフパンの製造・販売を手掛けています。パネトーネ種に含まれる乳酸菌が、微生物等の生育を防止するため、パネトーネ種を用いたパンは、一般的なパンの賞味期限が2~3日であるのに対して、35~90日と長期保存が可能となったことが大きな特長です。

【財務分析(ファンダメンタル)】
直近発表された第2四半期決算では、売上高26億7200万円(前年同期比+1.4%)、営業利益5100万円(同+58.8%)、当期純利益2000万円(同+87.8%)と大幅な増益を達成しています。これは、コンビ二や、スーパー、自動販売機など出荷先販売網が拡大したことで、同社製品の販売が順調に推移したことや、人員配置の見直しや経費削減を推し進めたことが大きな要因です。東日本大震災以降、買い置きした食品の賞味期限をチェックし、期限が切れそうな場合には、普段の食事で消費し、その後新しいものを備蓄する、サイクル保存の考え方が広がっています。そこで、賞味期限が長く、買い置きに適しているロングライフ食品に「災害時の食の備え」としての注目が集まっており、近年需要は大きく高まっています。

【3月優待銘柄として人気が高い】
同社は、3月決算企業であり、3月末日に配当や優待の権利が確定します。同社の優待は、パネトーネ種を使用した美味しいパン製品の詰め合わせとなっています。単元株数100株の保有で、1500円相当の同社製品を受け取ることができます。また、単元株数1000株以上保有すると、6ヶ月の間、毎月、1500円相当の同社新製品や期間限定製品などを受け取ることが可能です。パネトーネ種を用いて作るロングライフパンは、賞味期限が他のパンと比べて長く、美味しさの日持ちも良いことから、働く女性や高齢者にも人気の優待内容です。注目度の高い人気の銘柄ほど、権利確定日が近づくにつれて株価は上昇していく傾向があります。同社も例に漏れず、2月の株価は、3月の優待権利獲得を目的とした買いが入り、上昇する可能性が高いでしょう。

【システムトレード分析】
「コモ<2224>」と2月の相性の良さを、システムトレードの観点からみるために、1月末に同社株式を購入し、2月末に売却した場合の検証を行いました。検証結果は以下のとおりです。

■検証結果■

システムトレードの達人

システムトレードの達人


勝率: 93.75 %
勝ち数: 15 回
負け数: 1 回
引き分け数: 1 回

平均損益(円): 12,823 円  平均損益(率): 6.41 %
平均利益(円): 15,131 円  平均利益(率): 7.57 %
平均損失(円): -8,976 円  平均損失(率): -4.49 %

合計損益(円): 217,985 円  合計損益(率): 109.00 %
合計利益(円): 226,961 円  合計利益(率): 113.48 %
合計損失(円): -8,976 円  合計損失(率): -4.49 %

プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 25.285
平均保持日数: 23.71 日

2月の株式市場は全銘柄の勝率が48.17%であるのに対して、「コモ<2224>」の2月の勝率は93.75%です。この結果から、2月相場との相性が良いと判断できるでしょう。2月の投資戦略を考える上では、好業績かつ3月優待銘柄として同社に注目してみてはいかがでしょうか。

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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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