家計簿が苦痛ならほかの方法を

お金を貯めるために必要なものは?と聞くと、家計簿と答える人もいるでしょう。しかし、正直なところなかなか面倒で家計簿を習慣化できないという人もいるのではないでしょうか。

家計簿は家計管理を行うためには有効な手段である一方、忙しい中、毎日の支出を細かく管理するとなると大きな負担になってしまいます。家計簿は日々の支出を記録しトータルの数字を出していくため、継続できないと家計簿が中途半端に終わってしまい、結局、挫折の要因になるのです。 そんな挫折を味わっている人は、他のやり方で管理してみませんか。

意外なことにお金を貯めることができている人の中には、家計簿をつけていない人も多くいます。家計簿をつけていなくても、お金をしっかりと貯めることができればどんな方法でもいいわけです。ではどのようにしたら家計簿なしに管理できるのでしょうか。ここでは家計簿をつけていなくても、お金が貯められている人のやり方をご紹介しましょう。 ここで紹介するのは3つです。
 
  1. レシートで管理する
  2. 年間の大きな支出だけを把握する
  3. 使ったお金より貯まったお金に注目する

それぞれの方法をみていきましょう。
 

レシートで管理する方法とは

まず最初は、家計簿を開くことなく、レシートだけで管理するAさんの方法を紹介します。Aさんは、買い物をすると必ずレシートをもらいます。そして、食費・こづかい・その他の支出にわけて、ノートにレシートを貼っていきます。レシートを貼るノートは、1目盛を100円としてカウント。1000円の買い物をしたら、下から10行目のラインにレシートの頭を合わせて貼ります。次に500円の買い物をしたら、5目盛ふえて、下から15行目のラインにレシートの頭を貼ります。

これによって、一番上に貼ってあるレシートのメモリを読むことで、これまでの支出合計がわかる仕組みになっています。いちいち家計簿に支出を書く手間も省けますし、1日の終わりに財布の中のレシートもなくなるので、スッキリするそうです。

しかも、レシートを保管しておくことは、クレジットカードで支払った際の控えも確実にとってもおけますし、食品の底値や、何か調べたい時に調べられるので大変便利です。家計簿をつけていても、いちいち品名までは書くことはできないでしょう。

さらにAさんのよいところは、レシートを貼る時に、レシートの内容を見て、その支出がよい支出だったのか、無駄な支出だったのかを振り返っていることです。そうすることで自分の消費傾向がわかり、次に買い物をする時に意識をするようになったそうです。家計簿と同様、支出の中身を把握できて、いくら使ったかがわかるのであれば、レシート貼り管理法も手軽でよさそうですね。
 

年間の大きな支出だけを管理する方法

次は、毎月の支出より、年間の特別支出をチェックしているBさんをご紹介します。Bさんは、家計を管理してきた長年の感覚で、食費は大体4万円、こづかいは3万円……と使えるお金を把握しています。それらの支出に関しては、家計簿をつけることはせず、週ごとに予算を立てて、1カ月の中で帳尻を合わせているようです。ただし、必ずやることがあります。それは、特別に出た支出のチェックです。

「支出」というと、食費や住居費など、毎月出ていくお金をイメージする人が多いと思います。しかし、今月は親戚の結婚式に参加した。先月は壊れてしまった家電を買い換えた……など、1年の中には「仕方のない大きな支出」があります。これが意外な盲点になります。

毎月の家計管理をしっかりやっている人でも、年に数回しかない大きな支出については抜け落ちてしまっている方もいます。中には、年間に出る特別な支出を計算したら、毎月の支出は倹約しているにもかかわらず、特別支出の合計が年間100万円近くにもなって驚いたという方もいました。年間の特別支出には下記のような支出があります。
 
  • 帰省やレジャー費
  • 家電の買い替え
  • 家具の新調
  • 車関連
  • 税金
  • 冠婚葬祭

普段は倹約を心掛けながら生活をし、大きな支出のみをチェックし、お金を使いすぎないようにする。これが卒・家計簿組のBさんの工夫です。
 

使ったお金より貯まったお金に注目する方法

最後は、家計簿はつけないけれど、貯金簿をつけるというCさんです。Cさんは、結婚してしばらくは家計簿をつけていましたが、今では卒業しています。Cさんいわく、「日々の支出を記録しなくても、使ったものは使ったのだから、トータルでいくらだったのかわかればいい」ということでした。月に1回、必ずやっていることは預貯金の残高を記録する貯金簿をつけていることです。貯金がどのくらい増えたのか、減ったのか、月の収支がわかります。

収支がマイナスであれば、なぜマイナスになったのか1カ月を振り返ります。特別な理由が思い当らないのに毎月マイナスが続くようであれば、家計が成り立っていないことを意味しているので、これはマズイという気持ちになって、銀行口座から引落される支出を見直したり、マイナスの分の支出を減らそうと無駄遣いをやめ、お金の使い方が変わっていったのだそうです。

また、年に2回は運用している商品もふくめ、全資産を棚卸し、貯蓄額をノートにグラフ化しているというCさん。目標値には線を引き、貯蓄がそれに近づくのを眺めては楽しんでいるそうです。貯蓄額の目標を持っているため、お金を使う時にそれが本当に必要な支出かどうか自然と気が引き締まり、無駄遣いも減るのだそうです。この作業は家族で行うとのこと。家族で目標を共有しているので、お金が貯まるスピードも早そうですね。

なるほど。それぞれ三者三様ですね。しかし、どの方も家計簿をつけなくても自分達の収支バランスが適正かどうか、しっかり把握されています。大切なのは、苦にならずに着実に続けられる方法で家計管理を行うことです。家計簿を使わずともお金と向き合い、お金が貯められるようになればいいのですから。家計簿が苦手な人は、卒・家計簿を目指して、ご自身に合った管理方法を見つけてみてくださいね。

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