貯蓄/貯蓄できない人のための貯め方

脱!貯める人、「貯まっちゃう人」を目指そう

お金が貯まる人は、2つに分かれます。必死に「貯める人」と、特にがんばらなくても自然に「貯まっちゃう人」です。できれば、後者になりたいものですよね。そこで、5つのチェックテストでどちらのタイプかを診断しながら「貯まっちゃう人」になるコツをお伝えします。

西山 美紀

執筆者:西山 美紀

貯蓄ガイド

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がんばらなくても「自然に貯まる人」を目指そう!

貯蓄がたくさんある人にお会いしていると、「貯めるために必死にがんばっている人」と「特にがんばらなくても、楽しく自然に貯まる人」とに分かれると感じます。今回の記事では、前者を「貯める人」、後者を「貯まっちゃう人」と呼ぶことにします。

もちろん、「貯まらない人」が貯まる人になるには、最初は努力が必要です。でも貯まるようになってきたら、できれば「特にがんばらなくても自然に貯まる人」になりたいですよね。ではあなたは「貯める人」「貯まっちゃう人」のどっち? 5つのチェックテストで確認してみましょ
う!
 
あなたは貯める人? それとも貯まっちゃう人?

あなたは貯める人? それとも貯まっちゃう人?


1.外出先で気になる物を見つけた! 買おうかどうかと迷ったときは?

  • 貯める人:「節約が大事!」と思って、我慢して絶対に買わない。
  • 貯まっちゃう人:持ち歩いている「欲しい物リスト」を見て、優先順位を考える。
ふらっと通りかかったお店で、急にほしくなる物、気になる物ってありますよね。その際「何がなんでも買わない」と我慢する人は、確かにお金が貯まりますが……。ストレスも溜まってしまいます。

ところが「貯まっちゃう人」は、日ごろから「欲しい物リスト」を持っています。自分が欲しい物の優先順位を常に考えて「今度○○が欲しいから、今回はやめよう」と、ストレスなくジャッジができるのです。

コツは、「欲しい物リスト」を作っておくこと。欲しい物の優先順位があれば、新しく何かを買うときや買うのをやめるときに、省エネルギーで判断できます。
 

2.1万円ほどの欲しい物があり、ネットショッピングで買うことに……

  • 貯める人:送料も含めて10円、20円の差までじっくり比較して安いところを探しぬく。
  • 貯まっちゃう人:ある程度比較したら、安めのところでさっと買う。
「貯める人」のなかには、節約しなきゃという使命感から、10円、20円の差まで気になるという人がよくいます。でも、あとになって、さらに10円、20円安いお店を見つけたときに「損した!」などという残念な気持ちになることはありませんか?

1万円の買い物であれば、実は10円、20円は大した差ではありません。時間とパワーを使って安いお店を探しても、それが10円、20円に見合うものではないでしょう。逆に、ストレスがたまってしまうことの方が危険!

それよりも、数百円、数千円単位で、日々の無駄な物を減らすほうが、節約の効果は高いですよね。細かい金額にとらわれすぎないことが、気分よく貯められるようになるコツといえます。
 

3.お店のレジで「ポイントカード、作りますか?」と言われたら?

  • 貯める人:ポイントが貯まるならお得! 迷わず「はい」と答える。
  • 貯まっちゃう人:あまり行かないお店だと思ったら「いらないです」と答える。
ポイントカードは、けっこうクセモノです。1~5%の還元率でいっけんオトクだと感じますが、「ポイントカードがあるから」「ポイント倍増キャンペーンだから」などと、買い物の頻度がアップ。これでは、貯蓄や節約に逆効果ですよね。

コツは、「ポイントを貯めたその先まで考える」こと。確実に行くお店、お気に入りのお店なら、ポイントを使うことは効果的ですが、買い物の頻度が低いようなら、ポイントカードは思い切って作らないことをオススメします。
 

4.休みの日をどう過ごす?

  • 貯める人:お金がかからないように、ずっと家にいる。
  • 貯まっちゃう人:外出する日と家にいる日、メリハリをつける。
時々いらっしゃるのが「お金がかかるので、休日はずっと家にいます」という方。貯蓄はたくさんあっても「それが1円でも目減りするのが怖い」というのです。ですが、「最近ずっと我慢してきたから」と、“自分へのご褒美”と称して、大きな衝動買いをしてしまうケースも多々あります。

一方、「貯まっちゃう人」は適度に外出して、友人と交流を楽しみ、情報交換をしています。ストレスも適度に発散できて、楽しい休日に! 適度な出費であれば、貯蓄額に大きな影響はないはずです。
 

5.「1年間で100万円貯めたい」と思ったら?

  • 貯める人:思い立ったその日から、とにかく切り詰める!
  • 貯まっちゃう人:ボーナスなどから貯められる金額を考え、月々に貯める金額を決めて自動積立定期などを利用し、貯めていく。
「1年間で100万円貯めたい」と思ったときに、食費を極力安くして、休日は自宅にこもりきり……というのは、かなりの努力が必要です。がんばれば、2カ月程度で30万円くらい貯まるかもしれませんが、辛くなって挫折してしまうかもしれません。そうではなく、計画を立てて「自動的に貯める仕組み」を作るのがオススメです。

例えば、ボーナスから年間で40万円貯められそうなら、残りの60万円を月々のお給料から貯めていくのです。60万円÷12カ月=5万円。月々5万円を、自動積立定期などに設定すれば、1年間100万円貯まるという見通しがたちます。それ以外のお金は使ってもいいので、精神的に楽になりますよね。

以上、「貯める人」と「貯まっちゃう人」の違いについてお伝えしました。特に忙しい人は、「貯めること」に対して、できるだけ省エネルギーでいきたいもの。「貯まっちゃう人」になれるように、上記をチェックしてみてくださいね。

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