注文を受けてから作る白玉あんみつ、白玉ぜんざい
寒い夕方でしたから、ほうじ茶のついた白玉ぜんざいを注文したところ、キッチンから何度もガスの火を点ける音が小さく聞こえてきました。運ばれてきた白玉は、作りたてならではの弾力。食感を大切にするために、あえて注文を受けてから手作りしているのです。優しく上品な甘さの粒あんも、きび糖で炊いた自家製です。他にスコーンや抹茶ロールなどのスイーツ、抹茶に合う生菓子も用意されており、2月6日の正式オープンからは軽食が加わるそうです。
恵比寿のヴェルデのコーヒー豆を使って
ハリオのV60で一杯ずつハンドドリップするコーヒーは、恵比寿の自家焙煎珈琲店ヴェルデからコロンビア・スプレモ・ナリーニョの中煎り豆を取り寄せています。
「私自身は酸味のあるコーヒーが好きなのですが、カフェでは幅広いお客さまに楽しんでいただくために、酸味が優しく甘みの豊かな豆を選びました」
最高の抹茶でおもてなし
抹茶の味にもこだわり、宇治の高級銘柄「天王山」を使用。
「良い抹茶には苦みや渋みがほとんどなく、まろやかな旨みがあります。ちょっと贅沢ですが、一度そのおいしさを知ってしまうと、戻れなくなります(笑)」と岩本さん。
さて、岩本さんはなぜうつわギャラリーとカフェを開いたのでしょうか。そして、この場所を選んだ理由は? 次ページでお届けします。