子育て/ママ友・パパ友

「不機嫌オーラ」をまき散らす、ママ友とのつきあい方(2ページ目)

何かと気を使うママ友づきあい。中にはいつも不機嫌な表情のママもいることでしょう。「嫌われている?」「もしかして、何か気に障ることをしたかしら?」と気にかかってしまいますよね。不機嫌オーラをまき散らしているママ友に、エネルギーを吸い取られないためのコツがあります。

福田 由紀子

執筆者:福田 由紀子

臨床心理士/メンタルケア・子育てガイド

空気を読まず、言葉だけに反応する

話すママ友

言葉でのやりとりを大事にしていくことが、一番の対策です

不機嫌オーラで周囲をコントロールしようとしてくる人に対しては、「言葉にしか反応しない」のが原則です。

私たちは、相手の気持ちを「言葉」よりも「態度」から読み取ります。ぶっきらぼうに「怒ってないわよ!」と言われたら、怒っているのね、と感じるように。そして、言葉と態度が一致しない人に対して、不信感を抱きます。どちらを信じていいのかわからなくなって、いやな気分になるからです。

受動的攻撃パターンを持つ人は、言葉では「Yes」と言いながら、態度で「No」というメッセージを送ってきます。しかし周囲が、言葉として発せられた「Yes」を尊重し、言葉と一致しない態度に反応しなければ、不機嫌オーラを無効化させることができます。

「Iメッセージ」で伝える

「Yesと言ってたけど、本音はNoなのではないかしら……?」と、あれこれ気を揉んでしまうなら、率直にたずねてみるのもひとつの方法です。「私には、あなたが不満を持っているように見えるけど、本当はどう思ってる?」「何か気になることがあるなら、聞かせてほしい」などと投げかけてみるのもいいですね。

その際のポイントは「私」を主語にするということです。

・ 「私が」あなたには不満があるように感じている。
・ 「私は」あなたの意見を聞かせてほしい。

このような言い方を、「I(アイ)メッセージ」といいます。

逆に「あなた(You)」を主語にすると「あなたは不満なんでしょ」「あなたも意見を言ってよ」と、一気に攻撃的になりますので、気をつけましょう。

「Iメッセージ」を使うと、気持ちが相手に届きやすくなるので、ぜひ使ってみて下さい。
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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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