空気を読まず、言葉だけに反応する
言葉でのやりとりを大事にしていくことが、一番の対策です
私たちは、相手の気持ちを「言葉」よりも「態度」から読み取ります。ぶっきらぼうに「怒ってないわよ!」と言われたら、怒っているのね、と感じるように。そして、言葉と態度が一致しない人に対して、不信感を抱きます。どちらを信じていいのかわからなくなって、いやな気分になるからです。
受動的攻撃パターンを持つ人は、言葉では「Yes」と言いながら、態度で「No」というメッセージを送ってきます。しかし周囲が、言葉として発せられた「Yes」を尊重し、言葉と一致しない態度に反応しなければ、不機嫌オーラを無効化させることができます。
「Iメッセージ」で伝える
「Yesと言ってたけど、本音はNoなのではないかしら……?」と、あれこれ気を揉んでしまうなら、率直にたずねてみるのもひとつの方法です。「私には、あなたが不満を持っているように見えるけど、本当はどう思ってる?」「何か気になることがあるなら、聞かせてほしい」などと投げかけてみるのもいいですね。その際のポイントは「私」を主語にするということです。
・ 「私が」あなたには不満があるように感じている。
・ 「私は」あなたの意見を聞かせてほしい。
このような言い方を、「I(アイ)メッセージ」といいます。
逆に「あなた(You)」を主語にすると「あなたは不満なんでしょ」「あなたも意見を言ってよ」と、一気に攻撃的になりますので、気をつけましょう。
「Iメッセージ」を使うと、気持ちが相手に届きやすくなるので、ぜひ使ってみて下さい。