溺死ジャーナル
ガイド:ミニコミ誌『溺死ジャーナル』の松本亀吉さんが、このアルバムに対してのコメントをされていますね。実は、松本さんが2000年に書かれた『歌姫2001』は愛読させていただきました。早樹子さんは『溺死ジャーナル』に寄稿されていたんですよね。何について書かれていたのですか?
北村:
亀吉さんの文章は本当におもしろいですよね! 『溺死ジャーナル』では、人には言えないインタビューなんかでは言えない歌にすらできないような内容を、小説とゆう形で書かせてもらっています。
ガール・ウォーズ
ガイド:2013年の4thアルバム『ガール・ウォーズ』からは3曲。それまでピアノとヴァイオリン中心のサウンドからより宅録サウンドへと変貌を遂げますね。何か、きっかけはあったのですか?
ガール・ウォーズ (amazon.co.jp)
北村:
わたし2012年に突然体中の関節が痛くなる謎の奇病に罹りまして、今は薬を飲めば痛くないので大丈夫なのですが、当時、結構日常生活に支障をきたしていて、原因も病名も不明で、もうだめかもしれない、とてもじゃないけどピアノなんて弾けないと思って、まあ別にピア二ストってわけじゃないし、そこまでピアノに執着してるわけではなかったので、カラオケ作って流して歌えばいいかなと思って、それでピアノ弾き語りじゃなくマイク持って歌うように、あの作風になりました。
ガイド:
「友達になりたい」を聴いていると、もしかして、早樹子さんは戸川純さんとかも好きなのかなぁ、偶然かもしれませんが、僕にはそんな風に聴こえました。
北村:
戸川純さん、そうゆえば学生時代、知人に誘われてお芝居見に行ったことがあります。鈴木いづみと阿部薫のふたり芝居やった記憶です、かっこよかったです!
ガイド:
「だ・い・す・き」からは、僕にはテクノポップ的なものを感じます。テクノポップ的なものは、意識されたのでしょうか?
北村:
すみません、全くそうゆう意識はなかったです。カシオトーンを触ってるうちにあの感じになっただけです。
ガイド:
PVではディスクジョッキーとしてお悩み相談されていて、なかなかいい大阪弁をしゃべりますね。東京に来てからも、大阪弁は抜けませんか?
北村:
東京に来てもう6年なのですが、残念ながら大阪弁はまだ抜けません。