家事/家事の効率化

便利グッズに御用心!~トイレ掃除シートの場合~(2ページ目)

「新しい便利さ」を謳う用品や道具には、ほぼ間違いなく「新しい注意点」も付いてくるものですが、あまり意識されていないよう。近年目に入りやすい便利グッズと、その周辺での注意ポイントについてご説明したいと思います。

藤原 千秋

藤原 千秋

家事・掃除・子育て ガイド

大手住宅メーカー営業職を経て主に住まい、暮らしまわりの記事を専門に執筆し25年目。現在はライティングの傍ら監修、企画、広告、アドバイザリー等の業務に携わる。プライベートでは三女の母。『家事ずかん750』『家事のきほん新事典』(共に朝日新聞出版)など著監修書、マスコミ出演多数。

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「便器にポイ」をする前に

雑巾

とはいえ「雑巾の処遇」については、トイレ用のもの以外でもどうしていいのか分からないという声が多いです。

まず、市販のトイレ掃除シートと一口に言っても、厚さ、大きさ、様々です。商品によっては、トイレに流せると銘打っておきながら水にほぐれにくいものもあります。

また掃除に使用するものであるため、汚れ方によっては一度に一枚では足りず、何枚も使いながら一度に流してしまうなどして結果「トイレ詰まり」のトラブルを招いてしまうこともあります。

ほんらい水にほぐれやすいはずのトイレットペーパーで掃除をする場合でも、やはり、注意が必要です。

ついつい掃除を頑張るあまり、「お尻を拭くときに使う程度」をはるかに超えた嵩のペーパーを、これも一度に流してしまいがちだからです。

トイレ詰まりトラブルの修理業者さんによると、詰まりの原因、堂々第1位は「トイレットペーパー」なのだそう。意外なようで、さもありなんですよね。

また、「使い終えた掃除シートは便器にポイ」という行為が市民権を得て「普通」という感覚に陥ることで、本当は便器に入れてはいけないタイプのお掃除シートや、例えば赤ちゃんのお尻拭きシートなどをも不用意に流してしまい詰まってしまった、などというケースも多いようです。

使い捨てできる掃除シート自体は扱いやすく、衛生的でとても便利なものですし、トイレットペーパーで掃除が済めばコスト安かつ時短にもなりますので、これらがメリットの大きいトイレ掃除方法であることには間違いありません。

でも、ここは「詰まってしまった場合」の緊急性やデメリットまで勘案したいところ。つまり、目先の楽な「ポイ」から、「掃除後のシート(ペーパー)は、ゴミ箱に捨てる」という処理方法に切り替えるのです。

たったそれだけで、「詰まりを避けつつ、掃除の利便性を享受」できるのですから!

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