細かいワザが光る握りの数々
さあ、続いては握りの数々です。花のように美しく細工されたイカは、隠し包丁を入れた後、軽く湯通しすることで、身がくるっとカールするのだそう。
噛んだ瞬間、身がすーっと切れる中トロ。素材を見極めることのできる匠ならではの自慢の一品です。
エビは身を2つに切って提供。女性や年配の方には「食べやすいように」と、肥後さんならではの気遣いが感じられます。
煮はまぐりとづけマグロは、江戸前寿司の技をうかがい知るメニュー。ふっくら仕上がった煮はまぐり、季節、気温を見て漬け時間を考えるづけマグロは、一口で食べるのがもったないないほど。
脂ノリノリの鯖は、しめずにあえて生で。醤油皿に広がる脂は、語らずとも新鮮さを物語ります。
一般的な寿司屋では軍艦で出されることの多いいくらとウニは、ひご久風に趣向を変えて。これなら年配の方にも食べやすいですね。
軽い歯ごたえの赤貝。醤油は先端だけにつけ、甘味を感じてください。
優しい甘味の卵焼きは、しめにぴったり。京風のだし巻き卵もいいけれど、寿司屋の卵焼きといったら、この卵焼きが欲しくなります。
どうですか? これだけ食べて8000円は驚きの価格ですよね。もちろん味は保証済み。夫婦、カップルはもちろん、一人でも、また記念日、プチ同窓会、日常使いなど、さまざまなシーンに対応してくれます。
寿司への熱い情熱が詰まった最高の一品を、ぜひともご自身の舌で味わってください。
■ひご久
住所:京都市下京区仏光寺柳馬場西入ル東前町402
電話:075-353-6306
営業時間:18:00~21:30
不定休(日曜及び身体メンテナンスのため、不定期に臨時休業)
カード不可
前日までの予約が望ましい
アクセス:地下鉄烏丸線 四条駅から徒歩3分