京都の観光・旅行/京都のグルメ

京都の長屋で匠の寿司をリーズナブルに味わう(2ページ目)

2014年秋、錦市場から移転し、歴史を重ねた四条の長屋でリニューアルオープンした寿司店「ひご久」。いかにも京都らしい雰囲気の中、熟練した匠の技で握った寿司を堪能できます。京都観光での思い出に、さらに彩りを添えてくれる絶品の寿司を召し上がれ。

葉石 かおり

執筆者:葉石 かおり

京都ガイド

基本はコースのみ。酒肴の数々に圧巻

柿の白和え

柿の白和え。上に乗っているのはきなこ。


訪れた日のメニューを写真とともに、紹介してまいりましょう。

お寿司が出される前には、いかにも日本酒に合いそうな一品がともされます。柿の白和えは、ほろ苦い春菊がアクセントに。上にパラッとかけられたのは、ほのかに甘いきなこ。絶妙な組み合わせにセンスが光ります。

しゃこ

白味噌がいかにも京都らしい、しゃこと海老芋の白味噌がけ。


しゃこと海老芋の白味噌がけは、いかにも京都といった風。ねっとりとした海老芋、旨味の詰まったしゃこが、白味噌の甘味で魅力が花開きます。
昆布でしめた鯛の刺身。プリッとした食感、噛むとじゅわ~っと染み出す甘味が、盃を進めてくれます。

蟹

京都の冬の味覚こっぺ蟹(香箱蟹)。


京都の冬の味覚といえば、こっぺ蟹が挙がります。あくまで私の好みですが、他のどの蟹よりもおいしさが詰まっていて好き。特に内子はおいしさの極み。これだけを集めて食べたくるほどです。

目鯛

脂のりのりの目鯛の西京焼きは日本酒と。


目鯛の西京焼きは、パリッと焼かれた皮目が美味。これはもう日本酒しかないでしょう。

茶碗蒸し

具はアナゴ、貝柱と寿司屋らしい茶碗蒸し。


寿司屋の茶碗蒸しは、おつまみにもなる一品。寿司屋らしく貝柱、アナゴといった贅沢な食材が卵液の中に隠されています。

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