AVCHDビデオ再生
SDカードのメディア再生では、SDカードをセットすると、SDカードメニューが自動表示されるので、目的のメディアを選択します。「撮影ビデオを見る」を選択すると、ビデオ一覧画面が表示されます。これはほぼレコーダーと同じ画面です。ビデオは日付ごとに表示され、選択決定すると連続再生されます。ファイルごとに再生できないのはやや不便ですが、これはレコーダーでも同じです。
今回は同社のビデオカメラ「TM350」で撮影した映像を再生してみましたが、無事、再生できました。TM350は3MOSセンサー搭載により、カラーリッチな映像を撮影できますが、それを反映した画質で再生することができました。
使用メディアの選択画面
3MOS搭載の高画質なAVCHDビデオカメラTM350」
映像再生クオリティの実力は?
BD60は市販のDVDビデオ、ブルーレイビデオ以外に、当然、レコーダーで作成した録画バックアップの再生にも対応しています。これらのメディアを再生して、その画質を見てみたところ、とりあえず普通のレコーダー並の画質では再生できるという感じです。正直、同社のレコーダーの最上位機種BW950には色表現力で及ばない印象を受けました。
BD60はAVCRECの再生にも対応しているのですが、AVCREC映像の画質でも、ビットレートが低いほど、BD60とBW950の差は開くように感じられました。もっとも圧縮レベルが高いHLモードでは、BW950と比較して、BD60ではコントラストが低く、映像がやや平面的に見えてしまいます。
逆に言えば、それだけBW950がプレイヤーとしても高画質であるということでもあります。
ネットワーク機能に対応
BD60はディスクメディアの再生以外に、強力なネットワーク機能が特徴です。YouTubeを視聴できるのは使ってみると、なかなか便利です。また、DTCP-IP対応DLNAクライアント機能によってDLNAサーバー機能を搭載したレコーダーなどの映像を再生できます。これにより、ディスクダビングの手間をかけずに、DLNA経由でクライアントで録画を視聴できてしまいます。
どんなユーザーにお勧め?
BD60はこれからブルーレイビデオを楽しみたい、というユーザーに十分にお勧めできる製品だと思います。さらに、ブルーレイデコーダー、それもDLNAサーバー機能搭載機種を持っているユーザーであれば、DLNAによって活用の幅が広がる製品です。
総合的に言えば、BD60はエントリーレベルのブルーレイディスクプレイヤーのなかでは、もっともお勧めな製品の1つだと言えるでしょう。
DMP-BD60