建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

入母屋の変形屋根を載せた二世帯住宅[赤堤の家](5ページ目)

住み慣れた地に子世帯と母親が棲み分ける完全分離型の二世帯住宅です。東西に長く伸びる母屋に入母屋の変形屋根を載せ、その東側の妻側をガラス張りにして、吹抜けをもつダイニング・キッチンのトップライトとしています。

執筆者:川畑 博哉

母の部屋は快適ワンルーム

 

写真をクリックすると最初の写真に戻ります
外観
1. 南側にバスルームを配した502。窓は床から天井までの高さで2.4mもある。
外観
2. 部屋の外にはテラスとバルコニーがL字型に伸びている。
外観
3. 振り返って南側から出窓のある北側を見る。
玄関
undefined

 

4. 機能性を重視してコンパクトに設計されたキッチン。ケトルなどのキッチン道具の赤色がアクセントになっている。


母親の住む1階の部屋は約10帖のワンルームです。北側には出窓、南側には細長いトップライトが付いています。キッチンと北東側のベッドルームは収納で隔てられていますが、他は愛用の家具によってリビングとダイニングに使い分けられています。
この家は完全分離のプランにはなっていますが、北側の子世帯の玄関と親世帯の玄関の間には土間があり、ここの間仕切りを外すことで自由に行き来できるようになっています。このように、お互いのライフスタイルを尊重しながら付かず離れずの関係を保つことが、住みやすい二世帯住宅のポイントなのでしょう。

◆建築データと建築家プロフィール


  • 前のページへ
  • 1
  • 3
  • 4
  • 5
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます