この家の設計の前提にあったのは、建築家・熊澤安子さんのご主人の勤め先が提供するOMソーラーのシステムを使う事でした。日射しが不足しがちな住宅密集地でこそ力を発揮する空調システム。敷地の条件を最大限に活かし、風や光、景色、温度、季節や時間が相互に作用しながら暮らしを育んでいます。

山野草のアプローチの奥にたたずむ家


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外観
1. 前面道路から20mほど奥に建物がある。
2. 石畳は近所の解体現場で出た廃材の大谷石を使用している。
3. 左官仕上げの白い壁と煖炉の煙突が印象的な外観。
4. 大谷石敷きのトンネル状のアプローチ。
5. ベイスギの板塀が立ち上がるハウチワカエデが植えられた北の庭。
※写真 2以外は全て熊澤安子建築設計室


前面道路から約20m続く細いアプローチの先にある、明るく開けた四角い土地にこの家は建っています。大谷石の石畳と、趣のある庭を通り抜ける途中、茶室の腰掛待合のようにベンチが設えられています。そして、モミジが美しい大谷石敷きの北の庭に出ます。玄関までのアプローチは山野草の百科事典のように約100種以上が茂り、季節を楽しませてくれます。


◆建築データと建築家プロフィール