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欧州でプレーする日本人選手のシーズン前半総括・前編(2ページ目)

ドイツ、イタリア、オランダなどの欧州主要リーグが、ブレイク期間を迎えた。各国でプレーする日本人選手のシーズン前半戦を,2回に分けて総括する。今回はドイツ・ブンデスリーガで活躍するプレーヤーたちだ。

戸塚 啓

執筆者:戸塚 啓

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新天地で攻撃を司る清武

長谷部の僚友である乾貴士(26歳・フランクフルト)も、今シーズンは出場機会を増やしている。昨シーズンの出場試合数を、前半戦だけで上回っている。

中盤2列目の左サイドからドリブルで仕掛け、攻撃に変化をもたらすのが彼の仕事だ。12-13シーズン以来となるリーグ戦でのゴールも記録した。得点とアシストをさらに伸ばしていくことが、後半戦の課題となるだろう。

前所属先のニュルンベルクの2部降格に伴い、ハノーファーへ移籍した清武弘嗣(25歳)も、新天地で信頼をつかんでいる。攻撃のタクトをふるいつつ、FKやCKのキッカーを任されている。

ここまで3ゴールはチーム2位タイだが、彼は2列目の攻撃的なプレーヤーだ。乾と同じように得点とアシストを増やすことで、チームの順位も上がっていくだろう。

ハノーファーで3シーズン目を迎える酒井宏樹(24歳)は、右サイドバックの定位置をしっかりとつかんだ。シュツットガルトの酒井高徳(23歳)は、左サイドバックのファーストチョイスである。どちらも最終ラインの構成要員として、監督の構想を支えている。

ヘルタ・ベルリンの細貝萌(28歳)も、監督から厚い信頼を受けている。シーズン開幕から中盤のアンカーポジションを任され、スタメンに定着してきた。

チームの成績が不安定なこともあり、中断前に先発を外れる試合もあったが、翌節からスタメンに復帰した。中盤での献身的なハードワークで、失点の多いチームを懸命に支えている。

>>最後は原口、大迫、香川

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