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欧州でプレーする日本人選手のシーズン前半総括・前編

ドイツ、イタリア、オランダなどの欧州主要リーグが、ブレイク期間を迎えた。各国でプレーする日本人選手のシーズン前半戦を,2回に分けて総括する。今回はドイツ・ブンデスリーガで活躍するプレーヤーたちだ。

戸塚 啓

執筆者:戸塚 啓

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岡崎、内田、長谷部は5つ星の活躍

数多くの選手が、欧州で活躍を見せた。

数多くの選手が、欧州で活躍を見せた。

欧州でプレーする日本人選手で、もっとも活躍したのは岡崎慎司(28歳・マインツ/ドイツ)だろう。チームトップにして得点ランキング4位タイの8ゴールを記録した。自己最多の15得点をマークした昨シーズンに続いて、2季連続の2ケタ得点は目前だ。コンスタントに結果を残すことで、彼は自らの立場を盤石なものとしている。

また、前半戦の17試合のうち16試合に先発し、すべてフル出場している。彼の得点能力を生かすのが、マインツのチームコンセプトだ。在籍2シーズン目のクラブで確固たる得点源として機能しているのは、改めて評価されるべきだろう。

シャルケで5シーズン目を戦う内田篤人(26歳)も、チームに欠かせない選手のひとりだ。シーズン途中で監督が交代したが、彼は変わらずにスタメンに名を連ねている。ディ・マテオ新監督のもとで4バックから3-5-2へ変更されたチームで、右サイドからのオーバーラップは攻撃の重要な糸口となっているのだ。

新天地を求めた選手では、長谷部誠(30歳・フランクフルト)が存在感を発揮している。前半戦の全17試合にスタメン出場しており、ドイツで3チーム目となるフランクフルトの中盤を支えている。彼が示す戦術的柔軟性の高さが、チームの戦いをフレキシブルなものにしている。

移籍したばかりのチームでシーズン序盤から稼働するのは、実はそれほど簡単ではない。その意味でも、長谷部の今シーズン前半戦は称賛に値する。

ブンデスリーガ2部のカールスルーエへ移籍した山田大記(25歳)も、チームの主軸として前半戦を駆け抜けた。中盤の攻撃的なポジションで起用され、フィールドプレヤーでは最長の出場時間を記録し、チームトップの6ゴールをマークしたのだ。1部昇格圏内の2位で前半戦を終えたチームで、申し分のない成績を残している。

>>つぎページでは乾、清武、酒井宏樹、酒井高徳、細貝の活躍をチェック

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