2014年の気になった「夫婦の話題」~婚活編
■シニア婚活
ここ数年盛り上がりを見せていたシニア婚活市場ですが、今年の夏に出版された「後妻業」という小説は特に話題を集めました。直木賞作家黒川博行さんが描くのは、シニア婚活でパートナーを探す高齢者の遺産を狙う「後妻業」の女性を主人公とした犯罪小説。
実際に、今年の11月には、6人のパートナーを次々と「亡くして」いる67歳の女性が殺人容疑で逮捕されたこともあり、シニアの婚活に改めて注目が集まっています。実際、若年層にEDが広がっているのとは対照的に、60代、70代になっても「現役」のシニアは増えています。
日本性科学会が調査結果を発表した『中高年セクシュアリティ調査』によると、オーバー60独身女性で彼氏がいる方は21%で、そのうち7割が既婚者と交際しているのだとか。日本の高齢者は男女ともにまだまだとても元気です。
2014年の気になった「夫婦の話題」~セックスレス編
■セックスレス夫婦増加
前述の『中高年セクシュアリティ調査』によると、セックスレスカップルの増加も続いています。配偶者のいる男女に、「挿入を伴う性交渉の頻度」を年代別に聞いたところ、「この1年間全くない」と答えたのは、男性全体で52%、女性全体で54%。2000年調査時の25%、23%から倍増しており、特に50代の増加がみられます。
一方で「40代から二極化する、妻達の性に対する本音」の記事でご紹介したように、40代女性で、性に対する関心の高い方も増えており、2極化するのがアラフォー以降のセックスライフです。(この辺りは拙著「キョウイクSEX」にて詳しく述べています)。
そんな中、夫婦のセクシャルなコミュニケーションのコツを、男性目線で伝授してくれたMIZUKIさんとの対談記事。この中で出てきた「男性がうずくアイウエオ言葉」にも、多くの方に「参考になりました」と声をかけていただきました。「それって何?」という方はぜひ記事をご覧くださいね。
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