取引できる時間帯は?(前場と後場)
取引できる時間帯は?
この時間帯は売買注文が活発に入り、それに伴い株価は時々刻々と変動し、取引がどんどん成立していきます。株式の売買は売買注文→売買成立→受け渡しとなりますが、注文だけならいつでも出せキャンセルも可能ですが、取引が始まって一旦取引が成立すれば取り消しは効きません。
新聞等でよく見る四本値は始値、高値、安値、終値ですが、それぞれ取引時間中に始まった値段、時間中の高値安値、終わった値段を指します。これらは前日の取引時間中の値動きを表すものです。値段を指定して売買注文を出す時には、その日の値動きを気にしなくては売買注文は成立しません。その日の内に成立したい時は成行注文を出します。
取引できる時間帯は取引所ごとに異なる
株式の売買は、基本的に証券取引所の取引時間内に行います。これを通常取引といい、取引時間は証券取引所により異なります。東証・大証では統合前は若干時間が異なりましたが、(大引けは東証が15:00,大証が15:10)現在、現物株取引(通常の株の売買)は2013年7月以降は一本化され15:00になりました。
また、外国証券の取引を行う場合は取引時間が大きく異なります。取引時間はしっかり確認しておきましょう。
◆東証の取引時間
前場
9:00~11:30
後場
12:30~15:00
※午前中の取引を前場(ぜんば)、午後の取引を後場(ごば)といいます。
◆香港市場の取引時間(日本時間)
前場
11:00~13:30
後場
15:30~17:00
◆NY市場(日本時間)
23:30~6:00
※夏は22:30~5:00
時間外取引でかしこく売買
日中働いている方にとって、取引時間中に売買を行うことが難しい場合もあると思います。その場合は、夜間(時間外)でも取引ができることをご存じでしょうか?仕事の後や、企業の重要な発表後などに売買が出来ますので、知っておくと便利です。
1998年の証券取引法改正によりPTS(私設取引システム)の開設が可能になりました。このシステムを利用し、夜間取引を行うネット証券が多くあります。
例えば、SBI証券傘下のSBIジャパンネクスト証券が運営する「ジャパンネクストPTS」。取引時間は朝8:20~16:00までの昼間取引、19:00から23:59までの夜間取引が可能。通常の取引と同じようにオークション方式で取引価格が決定されますので、売買の臨場感もあります。
※PTS取引は各証券会社によって取引時間や取扱銘柄などが異なりますのでそれぞれの証券会社でご確認ください。
ただ、時間外取引はあくまでも補佐的な活用をお奨めします。注文する人も限られており値段が飛びやすく注文には注意が必要です。
「昼休み」は必要?
NYや韓国市場では、前場・後場が存在しません。取引時間中はいつでも売買を行うことができます。一方で、東証は前場・後場があります。最近では新システムの導入により、世界市場と歩幅を合わせて「昼休み時間帯」をなくすべきとの声もあがっています。東証も、昼の時間帯はいつでも取引ができるようになるかもしれません。