鉄琴ではなく、木琴
ガイド:「そらはみずいろ」は、ピアノで始まり、途中でほんわりと鉄琴も使われていますね。意外とポップミュージックでは、ギターやピアノほど鉄琴って登場しないですが、恋バナのいいアクセントになっています。ゆみっこさんは元々鉄琴奏者だったとか、好きだったとかなんですか?
ゆみっこ:
私が使っているのは、ドイツ製のこども用の小さな鉄琴です。こども用だけど、強すぎないキラキラした良い音なので気に入って使っています。でも「そらはみずいろ」で聴こえているのは実はシンセサイザーの木琴の音です。リバーブかけて左右に振りまくったので木琴ぽくないですけど。鉄琴は「東京物語」で使っています。
恋のパイナップル
西田!
ガイド:失礼しました! てっきり鉄琴(別にしゃれではない)だと。
ラストを飾る「きらきらひかる」は、懐かしさと切なさが相まって素敵です。ゆみっこさんのアレンジもちょっとテクノというかスペーシーな効果音とかも入っていて、ちょっと新境地なのかなぁと。こちらの路線も十分ありじゃないかなと思いますが、どうでしょう?
きらきらひかる (YouTube)
ゆみっこ:
この曲、昔の西田ひかるが歌っていそうなので私たちはずっと仮で「西田」と呼んでいました(笑)。トラックを作ったのは今回のCDの中でもほんとに最近です。なので、「そらはみずいろ」もそうですが、私がいま出来ることやこれからやりたいことを多少なりとも入れ込めた気がします。「きらきらひかる」の前奏はシンディ・ローパーの「Time After Time」、本編の方はチンプイのエンディング曲「シンデレラなんかになりたくない」+西田ひかる みたいなニュアンスにしたいと思っていました。結果的にその感じが出たかはちょっとわからないですけど(笑)。
ガイド:
「西田」、好きです!
みすず:
ゆみの作るトラックは、メロディや歌詞がもっている情景を一つ一つの音で表現しててわたしはそれに感動しちゃいます! 「あーーこの音は流れる日常で、こっちの音は日常の中に点々とあるキラキラとした幸せだ」みたいに。私の弾き語りでは決して出すことの出来なかった世界を聴くことができて感動、みたいな。今回でいうと「そらはみずいろ」なんて何度泣かされたことか…(しくしく)
次こそアーバン感
ガイド:新作リリースに向けて、ライヴなどの予定がございましたら、教えて下さい。
ゆみっこ:
春か夏くらいに、『SUM!』一挙演奏ライヴとかやれたらなあと。あと、もう次のCDのことを考えています。次こそ「アーバン感」を出していきたいです!
ガイド:
杉本彩も期待しています(笑)。
ありがとうございました!
【関連リンク】
恋のパイナップル (公式サイト)