空気の乾燥が進むにつれて、愛犬の乾燥が気になることも
水分補給
適度な水分補給は排泄を促したり、栄養素を体の隅々まで運ぶだけではなく、皮膚の保湿にも欠かせません。■水分摂取量の目安はこちらをご参照ください。
質のいい油を与える
油分も同じく、保湿に有効です。油はなにかと悪者にされることが多くありますが、"ノンオイル=健康"とは限りません。脳やホルモンの材料になる等、生きていく上で油は欠かせない栄養素のひとつ。普段の食事からは摂取しにくいオメガ3脂肪酸を含む亜麻仁油、えごま油、魚油などを少量トッピングしてあげると良いでしょう。ただし、オメガ3脂肪酸を含む油は加熱調理に向きません。加熱調理の場合は、加熱によって劣化しにくいオリーブオイルがおすすめです。
たんぱく質を与える
動物性たんぱく質の方が、犬の体には吸収されやすいです
良質のたんぱく質を摂ることは、わんちゃんの健康に欠かせません。大豆製品を始めとする植物性たんぱく質でも良いのですが、わんちゃんにとって消化吸収しやすい動物性たんぱく質(肉、魚、卵)を中心に与えるようにするといいでしょう。
潤いを与える作用がある食材
東洋医学では「体に潤いを与える」とされている食材があります。その中でわんちゃんに与えてもいい食材を、ごはんやおやつに取り入れる方法もあります。- かぶ(食べやすい大きさに切る)
- やまいも(口周りがかゆくなりやすい子は加熱する)
- れんこん(すりおろす、もしくは細かく刻む)
- 黒きくらげ(加熱して細かく刻む)
- はとむぎ(柔らかく炊く)
- ヨーグルト(無糖のものを使う)
- 大豆(柔らかく加熱する。納豆の場合は味付け無しで使う)
- 柿(皮、種、ヘタは取り除く)
- しめじ(石突きを取り、加熱して細かく刻む)
これらの内側からのケアに加えて、加湿器をつける、暖房の風に直接当たらないようパーテーションを置くなどの方法も併用しながら、乾燥に負けない潤った冬を過ごしましょう。