2014冬のボーナス使い道「貯金」「ローン返済」「国内旅行」
ボーナスの使い道、トップはやはり貯金
一番利用割合が多かったのが「貯金」で68.3%の人が回答しています。続いて「商品・サービスを購入する」64.5%、ローン返済35.9%、国内旅行33.4%となっています。物やサービスの購入以外での使い道トップ3は、貯金、ローン返済、国内旅行といったところでしょうか。
金額のほうを見ると、一番高額だったのが「新しくローンを組む」の20万7272円。ローンの種類は、自動車42.9%、住宅39.3%という結果。冬のボーナス支給を機に、車やマイホームの購入を計画している人もちらほらいるようです。
次に貯金が20万4258円。貯金は割合、金額ともにトップクラスですね。7割近くの人が貯金をしていることになりますが、3割の人は貯金をしていないという結果にもなります。ボーナスが支給されても貯金ができないというのは危機的な状況ともいえます。この3割の貯金ができない人が少し心配にもなります。
■冬のボーナス消費平均金額(複数回答可)利用割合別トップ10
1位:貯金 204,258円(68.3%)
2位:商品・サービスを購入する 71,625円 (64.5%)
3位:既存ローンの返済 191,173円(35.9%)
4位:旅行・外出をする(国内) 60,484円(33.4%)
5位:子供の教育費 142,367円(30.0%)
6位:金融商品(投資信託、株式等)の購入・外貨預金など 176,545円(10.4%)
7位:旅行・外出をする(海外) 165,946円(7.0%)
8位:金融商品(投資信託、株式等)の補填 129,455円(6.4%)
9位:引越し 123,393円(3.6%)
10位:新しくローンを組む 207,273円(2.8%)
※カッコ内はその目的にお金を使うと答えた人の割合。また、平均消費金額は「お金を使う予定はない」と答えた回答者数を除いて算出。
前年よりアップは、金融商品の購入・外貨預金
ボーナスの使い道の割合を前年の結果と比べてみると、割合が増えているのは、「金融商品(投資信託、株式等)の購入・外貨預金など」のみで、2013年冬10.3% 、2014年冬10.4%とわずかながらアップしています。アベノミクスで株価などが上昇しているため、投資への意欲が増えているのでしょうか。投資以外の項目では前年より割合は減らしています。特に、「商品・サービスを購入する」は71.0%から64.5%と6.5ポイントも減らしています。消費に対して意欲がなくなっている様子がわかります。個人消費の落ち込みが景気を悪化させていますが、ボーナスが出ても、個人消費が上回ることは難しそうですね。
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