松坂に並ぶ球界最速となる高卒3年目での大台到達
エース兼、クリーンアップとして活躍した大谷翔平。
西武時代の松坂大輔投手(現ソフトバンク)に並び球界最速となる高卒3年目での大台到達。“二刀流”を最大限に評価された形だが、この期待を受けて、初めて開幕投手を目標にすることを明言した。
球団の先輩であるダルビッシュ有投手(現レンジャーズ)と比較すると、大谷の凄さがわかる。ともに1年目、2年目は1500万円、3000万円と同じ。ところが3年目、15勝5敗、防御率1.82(リーグ2位)で奪三振王(210個)に輝いたダルビッシュが7200万円だったのに対し、24試合に登板し11勝4敗、防御率2.61、奪三振179個の大谷が1億円に到達。それは紛れもなく10本塁打、打率.274、31打点を残した打者としての査定がものを言った。
エース兼クリーンアップ。シーズン中は大事な試合で先発を任され2ケタ勝利を挙げた。その2ケタ勝利に加え、2ケタ本塁打をマークし、あのベーブ・ルース以来96年ぶりの快挙を達成。これに様々な“調整給”が加わっての大台1億円だ。
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