2014年の冬のボーナスは…
今年夏の支給額は民間企業の平均で前年比3.1％増と大幅アップでした。民間のシンクタンクの予想では、今年の冬のボーナスも2年連続の増加が予想されています。特に、公務員は、東日本大震災での2012年度、2013年度と2年間にわたって実施されていた減額措置が今年度から終了するため、11％も増加することが見込まれています。このボーナスの使い道として、藤本がオススメなのは株式投資です。東京株式市場も、日経平均株価が年初来高値圏にあるなど堅調です。少額投資非課税制度（NISA）の投資枠が翌年に繰り越せません。今回は、「相場の福の神」こと藤本が、20万円で買えるボーナスでオススメの3銘柄をご紹介します。バリューHR<6078>(東証2部)
バリューＨＲ ＷＥＢ
同社のビジネスはストック型で、一度契約すると安定的な収益が見込めます。
アベノミクス成長戦略で、「健康保険組合が組合員の健康を推進」することを求められておりバリューHRの活躍の場が、更に広がりそうです。
株主優待で、年会費6000円の「バリューカフェテリア」が無料で利用できます。ネットで健康診断の予約が出来、過去の健康診断のデータなどをご覧いただけます。更にその上、100株保有で5000円相当のカフェテリアポイントも貰えるので、健康診断の費用を割安に受けることも可能です。このポイントは、映画や演劇、東京ディズニーランドのパスポートなどにも交換可能で、非常に使い勝手があるポイントです。貰えるカフェテリアポイントは、株式を1年以上保有すると7千円、3年以上保有すると1万円にUPされます。
■株式データ
株価 1661円
単元株数 100株
予想PER（連）24.9倍
実績PBR（連) 2.69倍
予想配当利回り 0.90％
時価総額 約44億円
ムゲンエステート<3299>(東証マザーズ)
ムゲンエステート ＷＥＢ
最大の特徴は、不動産の仕入れと販売を同じ担当者が行うことです。仕入れた中古マンションを、関連子会社にリフォームさせ、販売専門業者に販売しています。
販売価格－仕入価格－リフォーム費用＝粗利ですが、担当者のボーナスは、粗利の約10％です。仕入と販売が別々の担当者の場合、仕入れ担当者は多少価格を吊り上げても仕入れを行い、販売担当者は、多少値引きしても販売をしようとします。しかし、同社の場合は、担当者は出来るだけ安く仕入れて、高く販売して粗利を増やす努力を行うのです。
不動産価格を決める最も大きな要因は、金融機関の融資姿勢です。不動産業者はほとんどが金融機関からの借入金で物件を取得するため、融資姿勢によって不動産価格が決まるのです。この融資姿勢の動向を掴むために、40社以上の都銀・地銀・信用金庫など数多くの物件の地元の金融機関から融資を引き出して、物件を買い入れています。これによって、金融機関の全体的な融資姿勢をチェックして、不動産相場が変調なる前の兆しを知るのです。
今年6月に東証マザーズに新規上場しています。時価総額などの形式基準はほぼクリアしていますので、来年中の東証1部昇格の可能性が高そうです。
■株式データ
株価 1740円
単元株数 100株
予想PER（連）12.2倍
実績PBR（連) 3.02倍
予想配当利回り 0.97％
時価総額 約190億円
未来工業<7931>(名証2部)
未来工業 ＷＥＢ
全員が正社員、定年は70歳で、60歳を過ぎても給料は下がりません。しかも、現場主義で「報告、連絡、相談(ホウレンソウ)」も禁止されています。まさに究極のホワイト企業です。
1965年の創業以来赤字なしで、経常利益率も常に10％以上の高収益企業です。高収益の秘密は、独自商品の開発力です。商品点数は2万点と多く、様々なニッチな分野で、独自製品を開発、高利益率を確保しています。最近では、太陽光発電向けの新規商材が好調です。
今年1月には、従業員向けに、勤続年数に応じた未来工業株式を退職時に無償で受け取れる制度も導入。しかしながら、名証2部とマイナーな市場でもあり、まだ割安な水準です。今後は、名証2部から、東証1部へのステップアップも期待出来そうです。
■株式データ
株価 1766円
単元株数 100株
予想PER（連）18.2倍
実績PBR（連) 0.99倍
予想配当利回り 2.37％
時価総額 約452億円
*株式データは、2014年12月4日終値データ
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