カフェ/池袋・駒込・上野・浅草のカフェ

北千住の新名所、SLOW JET COFFEE(3ページ目)

静かな住宅街に刺激と活気をもたらす2軒が同時オープン! 古いお蕎麦屋さんとガレージをリノベーションして誕生したのは、ロースター&カフェ「SLOW JET COFFEE」とピッツェリア&トラットリア「AD'ACCHIO」。自家焙煎コーヒーの魅力をお伝えします。

川口 葉子

川口 葉子

カフェ ガイド

ライター、喫茶写真家。著書に『東京カフェ散歩 観光と日常』『京都カフェ散歩 喫茶都市をめぐる』(祥伝社)、『街角にパンとコーヒー』『東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴』(実業之日本社)他多数。雑誌、Web等でカフェやコーヒー特集の監修、記事執筆多数。Webサイト『東京カフェマニア』主宰。

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ガレージを改装したコーヒーショップ

床はガレージ時代のまま。

床はガレージ時代のまま。


古いガレージの記憶を活かしながらみんなでペンキ塗りをしたSLOW JET COFFEEの店内はファクトリーテイスト。スレート波板を使ったロの字のカウンターを囲んで多様なスタイルの40席が用意され、360度どこからでもカウンター内で立ち働くスタッフの姿を見ることができます。

ベンチシート用の木のテーブルは手作り。古い窓枠をそのまま残した最奥のスペースは一段高くして、コンセントの並ぶカウンター席が設けられました。
焙煎機

焙煎機


店内左手にはコンピュータ制御の焙煎機と生豆の袋。スタッフの川井弘さんがローストとハンドドリップを担当していますが、じつは彼は昔、コーヒーが苦手だったといいます。
「16歳の頃に初めて飲んだコーヒーが苦すぎて敬遠するようになったんです。名古屋でカフェスクールに通っていたとき、グレープフルーツのような果実味を持つコーヒーに出会って、新しい発見をしました」

そしてコーヒーの探究に乗りだした川井さん。SLOW JET COFFEEのブレンドはブラジルをベースにマンデリン、グァテマラ、コロンビアを組み合わせた、誰にでも広く親しまれる味わいに仕上げ、抽出には銀色に輝くカリタのウェーブドリッパーを選びました。
コーヒーをドリップする川井さん

コーヒーをドリップする川井さん


コーヒーが少しずつ滴り落ちてゆくのを待っている時間も含めて、「店内のゆったりした空気を楽しんでいただければ」と川井さん。ウィンナーコーヒーなどの喫茶店の伝統的メニューも採り入れています。

エスプレッソ系ドリンクを担当するバリスタは、ホテルのサービスマンから転身した平山泰行さん。SLOW JET COFFEEでは「アメリカーノ」のかわりに、お湯にエスプレッソを注ぎこむオセアニア流の「ロングブラック」をチョイス。よりコーヒーの風味を楽しみつつ、まろやかさを味わってほしいという平山さんのこだわりです。

モーニングセットのご紹介とショップデータは次ページで。
カウンター

 


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