前菜、オムレツ、チーズ・・・ライトなプレートにも品格
大粒ムール貝と刻み野菜のコラボ「ムール貝のビネグレタ」1,050円、キリっと酸味とジューシーな甘みが絶妙な「紫キャベツとタマネギ無花果のサラダ」820円、「甘エビ・海苔うにのクロケッタ2種」920円など。トラディショナルな中にも、繊細で品格のある料理がメニューに並びます。スペイン風オムレツは中までしっかり焼くスタイルが主流ですが、ガリシアスタイルはギリギリ形を作れるくらいの半熟状。フォークを入れるとふわっふわ、中からとろっと卵がこぼれる絶妙な火入れ、オーダーごとに焼き上げてくれます。
ガリシア地方は酪農文化も進んでいる為、チーズは毎日の食卓に欠かせないもの。しっかり「チーズを食べた」と実感できる量をいただくのが常識で、スライスが薄すぎたり少量だったりすると怒られてしまうとか。
「だから家でもしっかり食べてもらいます」と、このボリューム。スペインで最もポピュラーな羊のチーズ「マンチェゴと自家製りんごジャム」820円、牛乳から造られる柔らかなチーズ「アルスアとメンブリージョ胡桃パン添え」950円、「スペインチーズ4種盛合せ」1,250円。とびきり美味しいスペインチーズを、数人でシェアしてもたっぷり味わえます。
グランドメニューのデザートは5種。カスタードクリームを詰めて表面をキャラメリゼしたガリシアのクレープ「フィジョア」620円、国産栗を使った「栗のタルト」620円、一番の目玉は「タルタ デ サンティアゴ」620円。ガリシアの修道院で生まれた、アーモンドプードルで作る焼き菓なのですが・・・こちらの「タルタ デ サンティアゴ」はスプーンで割ると、フォンダンショコラのように内側はトロリとクリーミー。他では味わえない特別な美味しさでした。
いずれも甘さ控えめ上品な味わい。コーヒーのお供に限定せず、甘口の白ワインやシェリーとも相性の良いスイーツでした。
※2017年2月末閉店
shop data
ア エスピリトロンパ (A ESPIRITROMPA)住所:三鷹市井の頭1-29-13
営業時間:18:00~21:30L.O.(火~土)
定休日:月
地図:Yahoo!地図情報
最寄駅:京王井の頭線「三鷹台」駅より徒歩3分