ブラジル流クリスマスの過ごし方
パウリスタ大通りのパフォーマンス
ブラジル人の一般的なクリスマスの過ごし方は、家族で集まること。親戚が集合する賑やかな食事会が定番です。各家庭にはクリスマスのリースやツリーが飾られます。小さな子供たちはサンタクロースを信じて、イブの晩、窓際にソックスを吊るして眠ります。また、連れ立って教会のミサに出かける家族も多いようです。
ショッピングセンター内のアトラクション
もちろん、プレゼント交換も行われます。家族や友人はもちろん、例えばアパートの管理人や職場スタッフなど、日頃お世話になっている人々にもちょっとしたギフトを送ります。
また、この時期は、「施し」を行うべきだという社会通念があり、チップや募金を求める声も大きくなるようです。
クリスマスの食事とお土産にもぴったりなお菓子
プレゼントにもなるドライフルーツの盛り合わせ
クリスマスの定番メニューは、七面鳥やチキンの丸焼き、クローブやプルーン、パイナップルなどと一緒に焼いた大きなハム、干しぶどうの入ったファロファ(キャッサバ粉のバター炒め)、「サルピカォ」と呼ばれるりんごやチキンの入ったポテトマヨネーズサラダ、グリーンサラダやトマトサラダ、ご飯や白パンなど。栗やクルミなどのナッツ類や、イチジク、アンズのようなドライフルーツもテーブルに上ります。
クリスマスの定番「パネトーニ」
またこの時期、欠かせないアイテムが、「パネトーニ」と呼ばれるパンのような焼き菓子。イタリアからの移住者が持ち込んだドライフルーツの入ったオリジナルはもちろん、近年は、チョコレートや、ドーシ・デ・レイチ(牛乳と砂糖を煮詰めたクリーム)の入ったものなども登場しています。
朝食などにも食べますが、デザートして登場する場合は、アイスクリームなどが添えられます。11月頃から年末にかけて、スーパーでも山積みになっていますので、お土産にもオススメですよ。