ブラジル/ブラジル基本情報

真夏のジングルベル!ブラジルのクリスマス事情(2ページ目)

南半球にあるブラジルでは、真夏にクリスマスを迎えます。クリスマス時期は通常「13ヶ月目の月給」が出たり、学校や会社が休暇に入っていたりで、この時期からカーニバルにかけて、なんとなくみんなそわそわとしています。今回は、そんなブラジルのクリスマス事情をお届けします。観光で真夏のクリスマスを味わうのもきっといい思い出になるはずですよ。

東 リカ

執筆者:東 リカ

ブラジル・アメリカ・ポルトガルガイド

ブラジル流クリスマスの過ごし方

paulista

パウリスタ大通りのパフォーマンス

ブラジル人の一般的なクリスマスの過ごし方は、家族で集まること。親戚が集合する賑やかな食事会が定番です。各家庭にはクリスマスのリースやツリーが飾られます。小さな子供たちはサンタクロースを信じて、イブの晩、窓際にソックスを吊るして眠ります。また、連れ立って教会のミサに出かける家族も多いようです。

natal

ショッピングセンター内のアトラクション

もちろん、プレゼント交換も行われます。家族や友人はもちろん、例えばアパートの管理人や職場スタッフなど、日頃お世話になっている人々にもちょっとしたギフトを送ります。

また、この時期は、「施し」を行うべきだという社会通念があり、チップや募金を求める声も大きくなるようです。


クリスマスの食事とお土産にもぴったりなお菓子

frutas secas

プレゼントにもなるドライフルーツの盛り合わせ

クリスマスの定番メニューは、七面鳥やチキンの丸焼き、クローブやプルーン、パイナップルなどと一緒に焼いた大きなハム、干しぶどうの入ったファロファ(キャッサバ粉のバター炒め)、「サルピカォ」と呼ばれるりんごやチキンの入ったポテトマヨネーズサラダ、グリーンサラダやトマトサラダ、ご飯や白パンなど。栗やクルミなどのナッツ類や、イチジク、アンズのようなドライフルーツもテーブルに上ります。

panetone

クリスマスの定番「パネトーニ」

またこの時期、欠かせないアイテムが、「パネトーニ」と呼ばれるパンのような焼き菓子。イタリアからの移住者が持ち込んだドライフルーツの入ったオリジナルはもちろん、近年は、チョコレートや、ドーシ・デ・レイチ(牛乳と砂糖を煮詰めたクリーム)の入ったものなども登場しています。

朝食などにも食べますが、デザートして登場する場合は、アイスクリームなどが添えられます。11月頃から年末にかけて、スーパーでも山積みになっていますので、お土産にもオススメですよ。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます