(3)順次手続きしていく
最後に、オンラインで停止できるものはストップし、順次店頭で手続きしていく作業を繰り返します。カードによっては再発行時に数百円かかることもあります(新規発行と同じことが多い)。私の場合、急いで移行したのはhontoとTSUTAYAでした。それぞれたまったポイントが5000円分以上あったからです。hontoはネットで利用停止ができ、店頭で新カードを無料で受け取り、新カードに情報を引き継ぎます。TSUTAYAの場合、来店時にストップしてもらい、新カードが即時発行されました(ポイントは翌日引き継ぎ)。
ほとんどのカードは再来店が必要なので、日常生活の中で回り道しながら再発行をしていきます(実はまだ紀伊国屋には回れていないのですが、新宿で空き時間がなかなかないためです)。これも一日で回ることはあまり考えず、ひとつひとつ手続きしていくといいでしょう。
マネーハック的視点から考える今後の対策
ポイントカードのみの紛失だったのはラッキーでした。クレジットカードが含まれていたらもっと大騒ぎだったでしょう。とはいえ、同じ悲劇を繰り返してはならないと、3つほど今後の対策を考えてみました。(対策1)紛失=失効するカードは残高を多くチャージしないこと
補償や移行ができるカードについてはあまり心配がないことが分かりましたが、ポイントカードは500円ないし1000円くらい貯まったら使うほうがよいようです。またプリペイドカードへのチャージも数千円にしておきこまめのチャージのほうがよさそうです。子どもにお菓子を買い与える用にとコンビニのポイントをコツコツ貯めていましたが、紛失しては数千円は戻ってきません。
(対策2)スマホアプリ化できるものはしておく
今回だとローソンのPontaカードについてはスマホ移行をさぼったばっかりに500ポイント以上ロストしてしまいました。スマホを紛失した場合、機能の停止が可能ですし、GPSを使って紛失場所を探すこともできます(iPhoneをさがす、などの機能)。また、インストールしてあったアプリは新機種で再設定できますので、スマホアプリのほうがみつけやすく、ポイントを復活させやすいといえそうです。もちろん、かさばらない分、鞄も軽くなりますね。
(対策3)移動のログを取る/紛失防止タグを導入する
歩数計の機能だけでなく、移動経路をたどれるMovesというアプリがありますが、たまたま設定を切っていたため、紛失した可能性を全部チェックできませんでした。自分の移動履歴が残るアプリをスマホに設定しておけば「あのお店に寄った」などがすぐ分かるので見つかる可能性は高まると思います。
あるいは、カードケースに紛失した際にアラートか位置情報を教えてくれるタグを忍ばせておく方法もありそうで、ちょっと検討しているところです。
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10%への消費増税が先送りされる可能性が高まっているものの(執筆時点で)、8%の消費税は重い家計負担ですし、10%になればなおさらです。
ポイントカードは数%であってもこうした負担を相殺する大きな力となります。上手に使って、なくしても困らないような運用を心がけてみてください。