今年の冬のボーナスは平均37万4000円で2年連続増加
今からボーナスの使い道の準備を
企業業績の改善が反映された形になっているようです。「自分の会社はそうでもない!」という方もいるかもしれませんが、ボーナスはサラリーマンにとって、貯蓄の大きな柱。無計画に消費してしまわないように、今からボーナスの使い道と貯蓄額を想定しておくのが、貯蓄上手の人の考え方です。
例年、ボーナスのタイミングで銀行、証券会社は、いろいろなキャンペーンを実施します。11月の中旬ごろから始まり、年明けの1月まで続くのが一般的で、2月3月まで継続実施するところもあります。しかし、最近は、秋のキャンペーンと称して実施する銀行や、地方銀行のネット支店などでは通年を通して、新規預け入れで優遇金利を実施するところも増えています。ボーナス時期に限らず、有利な預け先はたくさんある、というのが実情です。
それでも、やはりボーナス時期にはキャンペーンの数は格段に増え、有利なキャンペーン金利が提示されるので、このタイミングを見逃さず、ボーナスからの貯蓄を必ず実行するようにしましょう。
一部、キャンペーン期間が終了しているものがありますが、現在でも、下記のようなキャンペーンが実施されています。
ボーナス貯蓄を加えて、預け替えのチャンスでもある
冬のボーナスキャンペーンが出そろってから、預け先を考える。という人は多いでしょう。確かに、キャンペーンは来年1月、2月ぐらいまで続くところが多いので、それでも構いませんが、できれば早目に預け先を決め、口座がなければ口座開設の手続きをしておくことをおすすめします。先にご紹介したキャンペーンのなかで、終了しているものもありますが、新規口座開設+定期預金で現金キャッシュバックといったものもありますので、早目に口座を開設する際には、ぜひ利用したいですね。早目に貯蓄の準備をしたほうがいい理由は2つあります。
ひとつには、12月に入ると公私ともども忙しくなり、口座開設は後回しになりがちなるから。気が付けばお正月。貯蓄するはずのお金も年末年始で使ってしまった……とならないよう、あらかじめ口座開設だけでもしておくとタイミングを逃しません。もうひとつは、キャンペーンによっては募集預金額に上限を設けているものもあり、せっかくのチャンスを逃してしまう可能性もあるのです。特に、常に金利が高めの地方銀行のネット支店の場合、上限金額が決まっているところが多いので、狙っている人は、ボーナスが出たらすぐに入金できるようにしておくといいでしょう。
下記は昨年の冬のボーナス時期にキャンペーンを実施した銀行の一例ですが、総じてネット銀行よりも地銀のネット支店のほうが、金利は高めに設定されています。冬のキャンペーン実施の常連銀行ですから、気になる銀行があればWEBサイトなどでチェックして、口座開設の手続きだけでも事前にしておくといいでしょう(ほとんどの銀行では11月末にはキャンペーン情報が発表されます)。また、預入金額が100万円以上と高額になる場合は、ボーナス貯蓄分を加えて、既存の定期預金からの預け替えも検討しておくといいでしょう。
ネット銀行、ネット支店でも口座開設には数週間かかる
ネット銀行、地銀ネット支店の場合、手続きがすべてネット上で完結すると勘違いしている人も少なくありません。口座開設後は当たり前のことながら、WEBサイトでの取引になりますが、最初の口座開設に関しては、本人確認書類の送付やキャッシュカードの受け取りなど、郵送でのやりとりが発生します。常時、受け取れる人なら別ですが、日々忙しくしているサラリーマンの場合、タイミングよく郵便物の受領、送付ができないと、意外と時間がかかるものです。下記に、おおよその口座開設の流れを紹介しておきます(金融機関によって異なります)。
余裕をもって口座開設し、ボーナス貯蓄の準備を今からはじめておきましょう!
住信SBI銀行の場合
■キャッシュカード受け取り時に、顔写真付き本人確認書類を提示できる場合
WEBサイト上で口座開設申し込みをする
↓
キャッシュカード受け取り時(本人限定受取郵便)に、運転免許証やパスポートなど顔写真付き本人確認書類を提示する
■郵送での申し込みの場合
WEBサイト上で口座開設申し込みをする
↓
申し込み書類を郵送で受け取る、またはプリンターで印刷する
↓
口座開設申し込み書類と本人確認書類を郵送する
↓
キャッシュカードを受け取る
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