中野長者ものがたりの成願寺へ
青梅街道の坂をのぼると、山手通りと交差する。そこが中野坂上だ。地下には東京メトロと都営大江戸線の中野坂上駅がある。
青梅街道と山手通りが交差する中野坂上の交差点
中野坂上の交差点より、山手通りを南（渋谷方向）に行くと成願寺というお寺がある。境内にはさまざまなものがある。ある意味、テーマパークのようなかんじ。
多宝山成願寺 東京都中野区本町2-26-6
600年ほど前、この場所には鈴木九郎という馬売が住んでいた。彼は千葉方面の馬市へ育てた馬を売りに行く。その途中、浅草の観音様に、どうか馬が高く売れるようにとお願いし、もらったお金の中に大観通宝があったら、全部差し上げますからとお願いをする。
成願寺の境内にはさまざまなものがあった
そして、馬は高く売れ、もらったお金はなんとすべてが大観通宝だった。九郎は悩んだ挙句、やはり約束通り、すべての大観通宝を観音様にさし上げて、より一層仕事に精を出したそうだ。
鈴木九郎と成願寺の関係が絵入りで紹介されている
そして、鈴木九郎は長者になった。ところが一人娘が病気でなくなり、鈴木九郎は出家して、ここにお寺を作ったのだそうだ。
神田川まで行くと、長者橋という橋があった
神田川にかかる長者橋。この少し下流には菖蒲橋というのがあって、そこからは以前紹介した新宿いきいきウォーキングのスタート地点だ。神田川沿いを歩く散歩もまた楽しい。ここから、西新宿五丁目駅まで歩き、帰途についた。
【関連サイト】
稲垣商店 - 中野坂上/サンドイッチ [食べログ]
中野長者の寺 多宝山成願寺
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