貯まる人になるためのスケジュールの作り方

測定できる週間は変えられる!

測定できる週間は変えられる!

お金に困らない人になる習慣とは何でしょうか?今回は、貯まる人になるための習慣の作り方を習慣化コンサルタントの古川武士さんにおうかがいします。(第3回目インタビューから続きます)

――「貯まる習慣」を作るには、何から始めるべきですか?

古川武士さん 
習慣化に欠かせないのが、「記録を取る」という作業です。「測定できないものは管理できない」と、ピーター・ドラッカーの有名な言葉にもあるように、見えないものは数値化して見えるようにしないとコントロールすることができません。ですからまずは、家計の”記録を取ること”から始めてください。

とはいえ、貯められない人が、最初から詳細な家計簿を完璧に付けようとすると、挫折してしまうケースがほとんど。ポイントは「小さく簡単な方法で始める」こと。最初のハードルは低いほうがいい。例えば、「レシートをノートに貼る」、「帰宅後に、財布の中身を出して残高を記録する」などから始める。“そんなのやっても意味ないのでは?”などと思わずに、続けることです。

――「家計簿を付けらない人」というのは、“きちっとつけられないなら、いっそつけないほうがいい”といった“面倒くさがりだけど、完璧主義”の人も多いようです。

古川 そうなんです。“続かない人”の思考のひとつが、完璧主義。“完璧にできないなら全くやらなかったのと同じ”と、白か黒かで考えてしまう。そういうタイプの人は続きにくいんですね。多少いい加減でもいいので毎日継続して記録を取ることに努めてください。

最初は、残高だけを記録することから始めて、徐々に、気になる費目だけに絞って記録を取る、少しずつ費目を増やしていくというように、段階を踏みながら、家計の記録をつけてみてください。

――記録を取ることで、どんな効果が?

古川 最大の目的は、“貯められない原因、問題点”を浮き彫りにすることです。貯められない人は、現状が把握出来ていないから、何をコントロールすればいいかわからない。“なんとなく”の部分を明確にすることで、どこを洗い出せばいいのか見えてきます。原因が分かれば、対策を練ることは難しくありません。

――「貯金はダイエットと同じ」とはよく言いますが、まさしくそうですね。体重や食生活を把握しないと、対策の練りようがない。

古川 モチベーションを高めるには、フィードバックがあることが重要なんです。万歩計は、「何歩歩いたか」が数値化されるから、よりやる気になりますよね? これが、ただなんとなく歩くだけでは、モチベーションは保ちづらい。

人間は、フィードバックがあると、自然と問題解決のスイッチが入ります。例えば、「早起きの習慣を身に付けたい」というお客さんに対し、私はまず、エクセルでログをとってもらうんですね。起きる時間、仕事を終えた時間、寝る時間など記録付ける。すると、自分自身で問題に向き合い、修正していくようになるんです。貯金も、数値化したものを目にすることで、少しずつ意識が変わり、ムダ使いをなくそうとする意識が働く。ただし、1カ月目は、「計測する」ことに注力するだけでOK。本格的に減らすのは、2か月目以降を目処にしましょう。

★古川さんのインタビューは次回に続きます

教えてくれたのは……
古川武士さん

古川武士さん

古川武士さん

習慣化コンサルティング株式会社 代表取締役、米国NLP協会認定NLPマスタープラクティショナー。1977年、大阪府生まれ。関西大学卒業後、日立製作所などを経て習慣化コンサルティング株式会社を設立。多くの教育育成を通じて「人が本当に変わっていくためには「習慣化」が重要と考え、オリジナルの習慣化理論とメソッドを開発。習慣化をテーマにコンサルティング、企業研修を行い、これまで2万人以上の育成に携わってきた。著書に「続ける習慣」(現在4万部突破、韓国・台湾・中国で翻訳)「やめる習慣」「すぐやる習慣」など計8冊で15万部を超えている。メディア掲載実績として、朝日新聞、日経ビジネス、日経ウーマン、OZPLUS、プレジデント、プレジデントファミリー、「企業と人材」等がある。

取材・文/西尾英子

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