大注目のデスティネーション、ラジャアンパット
マッシュルーム型の島々が浮かぶラジャアンパット。パラオの南に位置するせいか、ロックアイランドと似ていますよね? パイネモの展望台から
ラジャアンパットとは?
サンゴでできた島々が続くカブイ湾
ほとんどが濃密なジャングルながら、中心地のワイサイにはこんな整備された広場も
ラジャアンパットの魅力とは?
アジサシの群れが島で羽を休めているところへ近づいたら、こんな具合に。ラジャアンパットは鳥類たちの楽園でもあります
”種の工場”と呼ばれるほどの生物多様性
リーフや湾など様々な環境が、ラジャアンパットの豊かな生物多様性を裏付けています
NGOの保護団体、Barefoot Conservation。環境保護にも積極的に取り組んでいるエリアです
彼の調査はその後、ダーウィンの進化論へとつながっていったそうです。
驚異の自然美、3つの特徴とは?
魚影の濃さに圧倒されるラジャアンパットの水面下
一面のサンゴ! スノーケリングでも十分に楽しめます
フィリピン、マレーシア、インドネシア、東ティモール、パプアニューギニア、ソロモン諸島のエリアを結ぶ”コーラルトライアングル”の中央に位置しています。そして海流がアジアとインド洋から魚類やサンゴを運ぶ、生物的なクロスロードにあります。
見えづらいですが、水面下の黒い部分、すべて小さな魚です
種のゆりかごとなる環境がバリエーション豊か。海でいえば、マングローブで守られた湾や急激なドロップオフ、パッチリーフや環礁、カルストのラグーンなど、あらゆる環境がそれに応じた種を育てるのです。
3)大きな動物がいない
ラジャアンパットが属する西パプア州のあるニューギニア島は1万年前までオーストラリアと陸続きだったそう。だから特有の有袋類もいるのですが、大きな動物といえばキノボリカンガルーやワラビーくらい。食べ物も豊かな地であったことも功を奏しました。
そして海抜が上がったことでニューギニア島から切り離されたラジャアンパットは、独自の進化を遂げます。
最近の調査ではこの海域には1400種以上のリーフフィッシュ(うち19種はラジャアンパットの固有種)、550種以上のサンゴ(うち20種まではこの地域だけの新種)が生息し、リーフを形成するサンゴにいたっては世界の75%以上の種を数えるそう。
ボートで移動中にはクジラやイルカが通り過ぎ、水中で出くわすこともあるとか!?
20年前に冒険心旺盛な2名の欧米ダイバーが訪れ、その魅力を伝えたことから、ラジャアンパットの水面下が注目されはじめたのだそうです。