ロボット掃除機・お掃除ロボット/お掃除ロボットのお試しレポート

東芝の新生ロボットクリーナー「TORNEO ROBO」(3ページ目)

2014年はまさにロボット世界大戦の幕開け!国産メーカーで初めてロボット掃除機を手がけた東芝が、フルモデルチェンジで挑む新生「TORNEO ROBO」 果たしてその実力はいかに!?

執筆者:戸井田 園子

細かな配慮が行き届いた、日本メーカーならではの使い勝手

東芝・TORNEO ROBO【VC-RCX1】

マナー・タイマー・ネットワーク設定、など様々な付加機能がある

様々な細かな配慮があるのも日本メーカーならでは。最上位モデルとなるこの機種は、掃除以外にも、スマホと連動で遠隔操作ができるなど、プラスαの機能もありますが、掃除に関する付加機能を簡単にご紹介します。

 
■ マナー
運転音は、通常の「自動」モードでも静かですが、「マナー」ボタンを押すと、回転ブラシの回転速度と吸引モーターのパワーが抑えられ、さらに静かに掃除ができます。夜に掃除をしたい時や、隣の部屋で子どもが寝ている時などに便利な機能です。

■タイマー
タイマー設定はかなり細かくできます。例えば、開始時間をひとつ設定できるのではなく、「月~金の毎日10時開始」とか「月・水・金は12時、火・木は10時開始」など、曜日別に開始時間が設定可能です。ひとつの曜日に対してひとつの時間しか設定できませんが、自分のスケジュールに合わせて設定すれば、留守中に掃除を済ませておくことができ便利です。

■充電
充電は、約5時間で満充電になり、最長70分の運転ができます。何回か試したところ、14畳で平均40分かかり、電池の残量は半分以下になっていましたので、こまめな充電が必要です。充電池の寿命は、充電回数約1100回。毎日使っても約3年間と長寿命なのはうれしいポイントです。

■ ネットワーク
掃除に関する機能の他、ロボット本体のカメラで画像を撮ることができるため、外出先からスマホでロボット本体を操作して、部屋やペットの様子を確認できる機能も搭載されています。この機能は最上位モデルのみに搭載されているので、必要ない場合はひとつ下の【VC-RVD1】がお得でしょう。


入念な掃除で満足いく仕上がり!設置寸法の確保が課題

掃除力は期待通りの成果で、十分満足できるレベルでした。掃除の所用時間はそれなりにかかりますが、家具のまわりをはじめ、部屋の隅々までかなり入念に掃除をしてくれたと実感しました。また、ロボット内のゴミが充電台に吸い上げられ、ゴミ捨て手間が軽減できるのも、他社にない魅力になっています。

しかし、気になるのは充電台に戻らないことがあった点。取扱説明書に書いてある充電台の設置に必要な寸法を確保するのは、現実の空間ではなかなか難しいのが現状です。他社のロボットもほぼ同様の寸法が必要と書かれていますが、大半のモデルは厳密に守らなくてもかなりの確率で帰還しますので、もう少しアバウトでも大丈夫になることを期待したいと思います。

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