ロボット掃除機2015・ダイソン・ルンバ・ネイト

2015年秋冬に登場したロボット掃除機3モデル

2015年秋冬、いよいよ待望のdysonからロボット掃除機が発売になり、再び盛り上がりを見せているロボット掃除機。なんと同時期に、iRobot社のルンバと、Neato社のbotovacも新製品が発売されました。いずれも共通点は、自分の位置を認識しながら空間の地図を作成する「SLAM」という、マッピングシステムを搭載していること。同じソフトウェアを採用していても、各社それぞれの個性が出ています。ガイドがお試ししましたのでご報告です。
 

dyson 360eye
~ 本格サイクロン搭載のスタイリッシュなデザインが印象的

ロボット掃除機2015・ダイソン・ルンバ・ネイト

箱を開けた瞬間からダイソンらしさが漂う「360eye」

ダイソンがロボット掃除機を発売するとリリースされたのが、昨年の9月。2015年春発売予定でしたが、半年遅れの10月末にいよいよ発売が開始されました。ダイソンならではの本格サイクロンを搭載し、本体中央に配されたサイクロン部分も含めダイソンらしいデザインです。また、常に出したままにしておくロボット掃除機としては、直径が小さいのはとても有利。充電台も板状のもので非常にスタイリッシュと、このデザインに魅力を感じる人も多いのではないでしょうか?それでは、その実力をみていきましょう。
 

吸引力と独自の行動パターンで効率の良さを実現

ロボット掃除機2015・ダイソン・ルンバ・ネイト

本体幅より広い吸引口とサイクロンシステムでしっかり吸引

吸引力の高さで勝負に出ているダイソン。同社キャニスター掃除機と同レベルのサイクロンシステムと、ダイソンデジタルモーターV2を搭載しています。さらに、吸引口が本体より広く、サイドブラシを採用していないのも今までにないスタイルです。本格サイクロンシステムとワイドブラシで、本体が通過した部分のホコリをしっかり吸い込む性能はさすがです。
 
ロボット掃除機2015・ダイソン・ルンバ・ネイト

部屋をいくつかの格子に分割して、ひとマスずつ掃除をすすめる行動パターン(※取扱説明書より)

行動を制御しているのは、冒頭に紹介した自分の位置と地図作成を同時にする「SLAM」に、部屋の情報を一度に確認できる「360°ビジョンシステム」。カメラで得た画像と赤外線センサーを含む複数のセンサーからの情報でマッピングしながら移動していきます。スタートすると、まず部屋をいくつかの四角い空間に区切り、ひとマスずつ掃除をはじめます。動き方は、四角い渦巻き状に一筆書きで埋めていくような感じで、今までのロボット掃除機にはない新しいパターンです。
 
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本体幅が小さいので、椅子の間もスムーズに入っていける

本体幅が小さいため、テーブルや椅子などの脚の間も比較的スムーズに入り込めるのは長所だと感じます。しかし高さが120mmあるため、脚付きの家具(ベッドやソファなど)の場合、家具の下が低いと侵入できないこともあります。ちなみに、ガイド宅には脚付きの家具が少ないので、高さがあることで特に支障はありませんでした。高さがネックと言われることもありますが、各々の部屋の状況に依存することなので、ご自身の環境に適しているか否かという視点でチェックしましょう。
 

判断力は、今後の改善に期待!

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青い矢印部分(スツールと収納の間)が40cmあるが、両側の家具にぶつからないことを優先にしているのか、侵入できなかった

本体は、壁や家具などにぶつからないようプログラミングされています。衝突すると家具や壁に傷がつくことを気にする人にはうれしい仕様です。しかし、家具と家具の間に本体幅以上の空き寸法があっても、ぶつからないということを優先しているのか入り込めないことも・・・。ガイド宅ではソファのスツールと収納家具の間を通り抜けることができなかったので、LDの半分で掃除終了となりました。(その後スツールを動かしたら通過できました)また、ベッドの下に潜り込んで行ったのに、反対側にベッドカバーが床まで下がっていたら、くぐり抜けずに折り返してしまうなど、ぶつからないことが返ってマイナスになることも。なかなか難しいものですね。
 
ロボット掃除機2015・ダイソン・ルンバ・ネイト

時間が足りない時は、途中で一回充電台に戻り、再びつづきから掃除を開始する

稼働時間は最大45分。時間内に掃除が終わらない場合は、一度充電ステーションに戻り再度続きから掃除をするので、留守中であれば支障はありませんが、もう少し稼働時間が長い方が実用的でしょう。また、ナビゲーションカメラは光がないと画像が撮れません。少しでも光があれば大丈夫とのことですが、部屋が真っ暗だと行動が鈍くなるようです。寝ている間に床掃除を済ませるというような使い方は不向きかもしれません。
 

ゴミ捨ては簡単だが、サイクロン部分のホコリは基本そのまま

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約8畳で集めたホコリ、ダストカップの底にホコリがたまるのでこぼれにくく捨てやすいが、サイクロン部分のお手入れはやや面倒

LDの半分・約8畳分の掃除が終了した後にダストボックスをチェック。ダストボックスはボタンを押すと簡単に取り外せます。ダストカップに深さがあり集じんされたホコリは下の方に溜まっているので、ボックスを取り外す時にホコリがこぼれてしまうこともなく快適です。サイクロン部分を取り外しカップ内にたまったホコリを捨てるだけなので、ゴミ捨ては比較的しやすいと感じますが、他のダイソンクリーナー同様、サイクロン部分は水洗いなどできませんので、ついたホコリは基本そのままです。また、ダストカップがやや小さいと感じましたが、稼働時間とのバランスを考えれば妥当かもしれません。
 
ロボット掃除機2015・ダイソン・ルンバ・ネイト

吸引口のブラシに絡んだホコリは、小まめな手入れが必要

その他のメンテナンスとしては、吸引口にあるブラシに絡まった髪の毛や糸クズなどを取り除くこと。ブラシは横に引き出すように取り外せますので、そんなに面倒ではありませんが、ブラシタイプはそれなりにホコリが絡まるので、状況に応じて小まめな手入れが必要そうです。
 
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上段:背面にあるモーターカバー部分のフィルター/下段:ダストボックス奥にあるフィルター

また本体には、排気部分をカバーするフィルターと、ダストボックスを取り外した内部にあるフィルター、2つのフィルターがあり、それぞれ手入れが必要になります。これらは着脱もスムーズにできますし、6ヶ月に一度の水洗いなのでさほど手間ではないでしょう。
 

総合的な掃除力はまだ発展途上の感あり、今後の成長に期待!

スマホとの連携にも対応していて、まさに最新ロボット掃除機という仕上がりではありますが、初代ということで、まだ課題があるのが正直な感想です。

例えば、吸引力の高さはさすがダイソンと言えるレベルなのですが、フローリングの溝に対して直角に走行した場合、溝にホコリが残ってしまうことがあっても、一回通過したところは基本的に再度通過しないので、結果的にそのままになってしまいます。また、一度入れないと判断すると二度とトライしないなど、総じて諦めが早いという印象を受けました。やはりチャンスが1回しかないのは掃除の完成度を上げるという意味ではマイナスになることがあると感じます。

そして先にも書きましたが、障害物にぶつからないプログラムのせいか、本体幅より広く空いていても入り込めなかったり、ベットカバーやカーテンのような布物でも壁と判断してしまうなど、もう一歩踏み込んだ判断力が欲しいところ。そのため、吸引力は高いのに総合的にホコリを集める量は少なくなってしまっていると感じます。また、連続稼働時間が45分というのもやはり短いと感じました。まだ情報が公開されていないのですが、充電池の交換寿命や価格も気になるところです。などなど、気になる部分が多々あるのが現状です。

しかし!そこは初代機の宿命。最初から完璧な仕上がりにはならないものです。今後消費者の声を反映し、ソフトウェアのアップデートがされれば改善されるはず。ぜひ、次世代の成長に期待したいと思います!

参考:メーカー製品サイト
 

 

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