フルモデルチェンジで生まれ変わった「TORNEO ROBO」
東芝・TORNEO ROBO【VC-RCX1】
2014年モデルの東芝ロボットクリーナーは、旧モデル「スマーボ」からフルモデルチェンジし、名前も「TORNEO ROBO」に改名。基本性能を抜本的に見直したり、今までにないゴミ捨ての負担を軽減する集じんシステムを搭載するなど、とことん生まれ変わりました。早速ガイドがお試ししたのでご報告です!
東芝の本気が感じられる「ランダム派」への転身
東芝・TORNEO ROBO【VC-RCX1】直線で動くジグザク派から、いろいろな方向に動くランダム派へ変更 ※参考:ニュースリリースより
前機種から大きく変更になったのは、ロボットの動き方。従来の直線で動くジグザグ派から一転、縦横無尽に動くランダム派になりました!これは、何年にもわたる検証の結果、ランダムに動く方がゴミの取りこぼしが少ないと判断したから、とのこと。今までの方針を大きく変えるのは、とても勇気が必要だったはず。ココに、東芝の本気が感じられました。
前方(画像右側)が超音波センサー、側面(画像左側)が赤外線センサー、それぞれの特性を生かしたセンサー使いで検知精度を向上
障害物を検知するセンサーは「高精度赤外線距離センサー」と「超音波センサー」両方を搭載。前方の障害物は、赤外線では検知しにくいガラスや黒い家具なども確実に検知できる超音波センサーが担当。赤外線センサーは側面に配され、壁から一定の距離(2cm以下)を保つ役割を担当しているとのこと。その他、段差センサー・走行距離センサーなど、トータル27個のセンサー搭載で、より正確に部屋の構造を検知しています。
可動集塵システム「3D DRIVE」で集塵力アップ
中央にある回転ブラシが上下に可動するようになり、より床にフィットするようになった
両サイドにある回転ブラシでホコリを集め、本体中央にある回転ブラシでかき込み、ダストカップに吸い込む、という基本的な集塵方法は以前と一緒ですが、回転ブラシが上下に可動する「可動式回転ブラシユニット」に進化しています。回転ブラシが床によりフィットすることで、しつこい毛やゴミをかき出せるようになりました。
障害物にぶつかると引っ込む「サイドアーム」で、より集塵力をアップ
さらに進化したのが「サイドアーム」。両サイドに付いた回転ブラシの長さを従来より24mm長くし、本体のより外側に配置。この回転ブラシが付いている部分は、本体外周より少し出っ張っていて、障害物に当たると引っ込むという構造になっています。これにより、丸いロボットの弱点である部屋の角や壁際の集塵を強化しました。
業界初!自動集塵する充電台「ダストステーション」
充電台の中にあるダストボックスに本体のゴミを吸い上げる「ダストステーション」
今までにない注目の新機能は、ロボット本体に集めたゴミを充電台にあるダストボックスに移す「ダストステーション」。掃除を終えたロボットが、充電台に戻る特性を生かし、充電台にたどり着くと自動で本体の中のゴミを吸い上げて回収するという、業界初の仕様です。
本体のダストカップはいつもゴミが無い状態に
これにより、ロボット本体のゴミ捨てが必要なくなるだけでなく、約1ヶ月分のゴミがためられるのでゴミ捨ての負担が軽減できました。さらに、本体のダストカップはいつも空になるので吸引力の持続にもつながると、一石三鳥の効果が得られるのです!目の付け所がなかなかです。
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