住みたい街 関西

懐かしさ満点!あの遊園地跡地はどうなっているのか?(2ページ目)

10~20年前までは、いろんな住宅地に点在していた遊園地。地元で愛されていた施設も21世紀に入った頃から閉園ラッシュとなり、今では残っているところのほうが少なくなっています。では、その跡地は今どうなっているのか? 関西の遊園地跡を簡単にまとめてみました。

田中 和彦

執筆者:田中 和彦

住みやすい街選び(関西)ガイド

21世紀に入り、近畿圏では多くの遊園地が消えて行きました。前のページでは跡地に住める、跡地で買い物ができる場所を紹介しました。次は、跡地であそべる場所の紹介です!

【遊ぶ】

●伏見桃山城キャッスルランド(2003年1月閉園)
場所:近鉄京都線「近鉄丹波橋」駅、京阪本線「丹波橋」駅

現在は伏見桃山城運動公園となっています。模擬天守閣は取り壊し予定であったが地元住民の要望で残置されています。あくまで「模擬」であり歴史的価値はないのですが、周辺住民には思い出の詰まった建物なのでしょう。ただ、「耐震基準を満たしていない」という理由で、中に入ることはできません。
(関連リンク)
伏見桃山城運動公園のお城について


●近鉄玉手山遊園地(1998年5月閉園)
場所:近鉄南大阪線「道明寺」駅、近鉄大阪線「河内国分」駅

1908年に開園された西日本でいちばん古い遊園地でした。現在は柏原市立玉手山公園となっています。中身は変わっていても、昔と変わらず親子で遊びに行ける場所として残っています。
(関連リンク)
柏原市立玉手山公園 ふれあいパーク


最後は、現在行くことができない跡地の紹介です。

【行けない……】

●奈良ドリームランド(2006年8月閉園)
場所:近鉄奈良線「近鉄奈良」駅北方約2km

今年(2014年)11月の奈良市公売に最低入札価格7.3億円で出されてものの、落札者は無し。現在は廃墟のままです。交通便もよくないので住宅として開発がされるかどうかはビミョウといえます。
(関連リンク)
奈良ドリームランド(閉園時のサイトを保存したサイト)


●PLランド(1989年9月閉園)
場所:近鉄長野線「富田林」駅周辺

PLランドから桜ヶ丘遊園を経て閉園。現在はPL教団所有地として一般開放はされていません。開園当時はあの「PLの塔」の上まで登れていたそうです。さやま遊園と直線距離で3~4kmしか離れていません。
(関連リンク)
PLの塔(超宗派万国戦争犠牲者慰霊大平和祈念塔)



さて、皆さんの「思い出の遊園地」はありましたか? 住宅になっているところ、商業施設になっているところ、公園となっているところ、はたまた近傍から眺めることしかできないところ。歴史的建造物と違ってこのような娯楽施設は、目的を終えると残されることなく消えて行くことが多いです。遊園地に限りませんが「思い出の地」は、行ける時に見に行っておいたほうが良いかもしれませんね。「フェスティバルゲート(跡地はパチンコ店の予定)」なんて、10年もしないうちに経営破綻でしたから。

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