ゲームのオススメが捗りそう
子どもの頃、友達の家でゲームを遊ばせてもらった、そんな感覚です。
その時、もちろん最初からプレイする場合もあるんでしょうけど、自分の進めてあるセーブデータを使って「ここからちょっと遊んでみて」ということもありました。例えば、PS4だったら「inFAMOUS Second Son」を紹介するとしましょう。超能力を持つ主人公がシアトルを舞台に暴れまわるアクションアドベンチャーです。導入から順を追って遊んでもらうよりも、ある程度超能力を得た状態で気持ちよく暴れまわってもらう方がこのゲームの面白さは伝わるかもしれません。
そんな時に、ちょっとここから遊んでみて、とセーブデータの途中でコントローラーを渡し、ある程度強化された主人公で気持ちよく遊んでもらう、なんていうのはシェアプレイならオンラインで可能なわけです。友達に自分のゲームを遊んでもらう機能は、自分のお気に入りのゲームをオススメするのに使えるなあ、と思うわけです。
さらに付け加えれば、遊んでもらっていて、ちょっと面倒なところに差し掛かったところで、「ここだけちょっとやっちゃうね」なんていって、コントローラーを渡してもらって華麗なプレイを披露する、なんてことも、シェアプレイなら再現できちゃいます。
最近は体験版を簡単にダウンロードできますから、それで十分と言えば十分ではあるんですが、自分の好きなゲームを1番いい形でオススメして、喜んでもらえると嬉しい、なんていう楽しさもあると思うんですよね。
観てるだけで、楽しい時間
風ノ旅ビトは、ため息が出る程に美しいゲーム。遊んでもらってもいいわけですが、観るという楽しみ方だってあっていいはずです
ガイドはたまに奥さんにこのゲームをやって欲しいと頼まれることがあります。面白そうなんだけど、自分はアクションをプレイする気はなくて、僕が遊んでるのを見たい、という。人それぞれですから、そういう楽しみ方があってもいいと思うんですよね。PlayStation3のダウンロード専用ソフト「風ノ旅ビト」がそうでした。映像がすごく美しいので遊んでるところを横で見たい、と言われてプレイしたことがあります。
シェアプレイならこういう楽しみ方をオンラインで再現できます。頻繁にあるケースではないかもしれませんが、片方がゲームを遊んでいて、それをダラダラと観ながらボイスチャットでおしゃべりって、やったら結構楽しいんですよね。アドベンチャーゲームで、片方はコントローラーは握らないけれど、口だけ出して一緒に楽しむ、なんて遊び方もありそうです。
自分が遊んでいるプレイ画面を、友達に見せるというのは、対戦プレイや協力プレイなんかに比べれば、ニーズの多い機能ではないかもしれません。でも、遊び方、楽しみ方の多様性を促しますし、それはとても歓迎するべきことのように感じられます。