/犬の選び方・出会い方

保護犬と暮らす際のメリット&デメリット(2ページ目)

犬と暮らしたいと思った時、どこから手に入れるのか?と考える必要がありますが、行き場のない犬を迎えるのも1つの選択肢です。

大塚 良重

執筆者:大塚 良重

犬ガイド


保護犬を選ぶ際のメリット

保護犬イメージ

関係が築ければ、どんな犬でも家庭犬になれる/(c)Doable/amanaimages

メリットしては、以下のようなものが考えられます。

・ たとえ1頭でも行き場のない犬に住み場所と愛情を与えてあげることができる。
⇒チャンピオン犬であろうと、道端で拾われた犬であろうと、犬は犬。同じ犬として幸せに暮らすチャンスは与えられるべき。

・ 穏やかな性格の成犬であれば、子犬時のしつけに苦労することなく生活を始めることができる。
⇒自分の年齢を考えた時、子犬のやんちゃぶりについていくだけの体力がない、犬より自分のほうが先に高齢になるといった場合、敢えて成犬から飼うというケースもある。

・ 成犬である場合、性格もより読み取ることができ、体のサイズもはっきりわかる。
⇒連れてきたものの、予想外に大きくなってしまったというようなこともない。その犬に合わせたグッズや生活場所を整えてあげることができる。

・ ブリーダーやペットショップから手に入れるほどの高額な購入費用はかからない。
⇒しかし、多くの場合、ワクチン代をはじめ、若干の費用は支払う必要がある。

・ 成犬になっていれば、とりあえず子犬期に罹りやすい病気はクリアできているということ。
⇒子犬期というのはいろいろな病気にもなりやすいもの。最悪、感染症などに罹って命を落としてしまうこともある。成犬になっているということは、その時期を過ごした分だけ丈夫であるという考え方もできる。(*もちろん、生き物である以上、成犬になってから病気に罹る場合もあるのは人間と同じこと)

・ 成犬で迎えた場合、お互いの気持ちが通じた一瞬は、この上ない喜びになる。
⇒子犬から迎えた場合は別として、成犬である時、人見知りをしない犬はともかく、新しい飼い主として認めてもらえるまで、お互いの関係が築けるまでにはそれなりに時間がかかり、努力も必要とする。しかし、やがて犬との間に絆が生まれたと感じる瞬間がきっとやってくるはず。

この最後の1つがあれば、デメリットも何もすべて消え去ってしまうことでしょう。保護される犬の中でもっとも多いのは、やはり成犬です。ころころとした子犬は確かに可愛いですが、シニア犬にも格別の可愛さがあり、また、わけあってやって来た犬と絆が築けた後の可愛さもこれまた格別です。これから犬と暮らしてみたいと考えている方は、こうした行き場のない犬たちも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

保護犬だったコの写真投稿で動物保護のために1円寄付!

そうは言っても、「保護された犬たちのことは気になるし、どうにか力になってみたいとは思うけど、私にはちょっと無理……」という人も多いことでしょう。そういう場合は寄付という手もあります。

ペットに特化したオンライン寄付サイト一般社団法人「アニマル・ドネーション」とペット写真共有SNS「パシャっとmyペット」(GooglePlay AppStore) では、“Happy moment Project~保護犬、保護猫たちとの幸せな瞬間を集めよう~”と題して現在共同企画を開催しています。それは「パシャっとmyペット」内にて、この企画に「賛同する」ボタンをクリックした後、かつて保護犬、または保護猫、保護された小動物であったというペット写真を投稿すると、1回の投稿につき1円が「アニマル・ドネーション」を通じて動物保護関連団体に寄付されるというもの。この企画は10月27日~11月30日まで行われていますので、興味のある方はサイトを訪問してみてください。

いずれにしても、犬との出会いというのはどこに転がっているかはわかりません。いい出会いがありますようにと願います。


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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