テラスを介した二世帯のコミュニケーション
1. 親世帯のLDKの広さは21帖。西側はテラスに面している。床はローズウッドのフローリング。 |
2. 階段室から親世帯のテラスを見る。 |
3. 親世帯のテラスから北側の外観を見る。 |
玄関の北側に行くと、スチールの階段で2階へ上がります。親世帯のLDKは21帖のワンルームで子世帯とは逆に南側にキッチンが置かれています。その西側には7帖の広さのウッドテラスへ続き、このテラスに出ると、北側に立ち上がる子世帯のワークルームと子供室が見え、自然とコミュニケーションが生まれるのです。
両親と娘世帯が1つの家を住み分けるこの二世帯住宅は、お互いの付かず離れずの関係を保ちながら暮らす絶妙のプランニングになっています。世代や生活のリズム、スタイルが異なる2つの「ボックス」が緑あふれる中庭を介して組み合わされ、テラスや大小の窓を光と風が通りぬける快適な生活を造り出しているのです。
建築好きな娘さんと建築家の堀内雪さんとの出会いが生んだ、「コラボレーション住宅」とも言えるでしょう。
◆建築データと建築家プロフィール