住みたい街 関西

「5年前の住所」からみるエリアの特徴~阪神間

国勢調査に「5年前の常住地」という調査項目があるのをご存知ですか?ザックリ言えば「5年前どこに住んでいたか」がわかる調査です。この調査を見ることで、その市区町村にどのような人の流れがあるのか、またはないのかがわかります。今回の記事では尼崎市から神戸市垂水区までの3市7区の移動状況を調べてみました!

田中 和彦

執筆者:田中 和彦

住みやすい街選び(関西)ガイド

5年に一度行われる国勢調査。いろいろな調査項目があり、調査結果の多くは総務省統計局のサイトで公開されています。その中の項目に「5年前の常住地」というものがあります。簡単に言うと「5年前にどこに住んでいたか」。この数字を見てみると色々と面白いことがわかります。

調べてみたのは尼崎市から神戸市垂水区までの広義での阪神間。まずはどのような数字になるのか、下記の表をご覧ください。(クリックで画像が拡大します)
常住地

平成22年度国勢調査「5年前の常住地」より加工


「5年前の常住地」と「(現在の)常住地」を行政区毎に比較したものです。数字だけ見てもあまりよくわかりませんよね。これらの各項目は、ざっくりとこんな風に言い換えることができます。

「5年前の常住地」が……
  • 現住所の人 → 引っ越していない人
  • 自市区町村内 → 同じ市(または区)の中で引っ越してた人
  • 自市内他区 → (神戸市内の)別の区から引っ越してきた人
  • 県内他市区町村 → 兵庫県内の別の市から引っ越してきた人
  • 他県から → 兵庫県以外から引っ越してきた人
  • 国外から → 外国から引っ越してきた人

これらの数字が各行政区毎に特徴があります。たくさん数字が並んでいてわかりにくいですね。補足として最大/最小数値を抜き出してものも添付します。次ページ以降は、各項目毎に簡単に見ていきます。

常住地

平成22年度国勢調査「5年前の常住地」より加工


次ページは「須磨区の人は引っ越さない!?」
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