『SAKURA～事件を聞く女』
TBS系月曜20：00～（初回は2時間スペシャルで19時～）脚本：松本美弥子、山岡潤平ほか
監督：鈴木浩介、水村秀雄、加藤新
プロデューサー：志村彰、関川友理
主題歌：Aqua Timez「生きて」
出演：仲間由紀恵、佐藤隆太、相島一之、木野花、大野拓朗、森岡豊、駿河太郎、文音、茅島成美、不破万作、山野史人、飯沼千恵子、上間美緒、草笛光子、高島礼子
「水沢桜(仲間)は究極の聞き上手。朝は地元FM局の“DJこころ”としてリスナーの声を聞き、昼は駒込中央署・生活安全課の相談窓口係として住民の苦情に耳を傾け、夜は元婦警の祖母・ウメ(草笛)が営む小料理屋で、馴染みのお客から情報を得る。そして事件が起きると五十嵐署長(高島)の命を受け、潜入捜査。 捜査現場で頻繁に遭遇する熱血刑事・竹内正人(佐藤)とタッグを組み事件の謎を解き明かす。」
聞き上手が事件を解決するというは面白い視点です。ただDJで婦警で小料理屋を手伝い潜入捜査するという設定はやや盛りすぎのような。DJのレギュラーと潜入捜査は両立しそうにありません。シリアスな設定ではないということなんでしょう。コミカルな演技が得意の仲間由紀恵、うまくはまればおもしろくなるかも。
10月21日(火)スタート
『すべてがFになる』
フジ系火曜21：00～原作：森博嗣
脚本：黒岩勉、小山正太
演出：城宝秀則、小椋久雄、小林義則
プロデュース：小椋久雄、貸川聡子
編成企画：成河広明、加藤達也
主題歌：ゲスの極み乙女。「デジタルモグラ」
出演：武井咲、綾野剛、小澤征悦、早見あかり、戸次重幸、水沢エレナ、吉田鋼太郎
「建築学科の女子大生・西之園萌絵(武井)は資産家の家に育ち世間知らずだが、抜群の瞬発力と発想力、驚異的な計算能力を持つスーパーリケジョ。彼女の先生である犀川創平准教授(綾野)はズボラな少し変わり者の二枚目で、天才的な分析力と考察力を持ち警察からも頼られるほど。二人の理系バカは動機や人間関係などという要素は無視して驚愕のトリックと巧妙に張り巡らされた罠を持った事件を解決していく。」
理系探偵ドラマというと『ガリレオ』がありましたが、名古屋大学建築学科助教授だった原作者のためトリックやシュールなジョークなどの難しさが桁違い。そのためか人気ミステリー作家の割には映像化作品はあまりありません。はたしてテレビドラマとしてわかりやすく見せることができるのか？脚本、演出の技量が問われそうです。
『女はそれを許さない』
TBS系火曜22：00～脚本：高橋泉、清水友佳子、渡辺啓
演出：滝本憲吾、竹村謙太郎、酒井聖博
プロデューサー：浅野敦也、松本桂子
チーフプロデューサー：加藤章一
編成プロデューサー：橋本孝
主題歌：いきものがかり「GOLDEN GIRL」
出演：深田恭子、寺島しのぶ、溝端淳平、吉沢悠、山野海、春輝、加藤雅也、竹中直人、松重豊、上川隆也
「岩崎麗(深田)は弁護士になって初めての裁判で自分のミスから依頼人を傷つけたショックから、法廷にたてずにいて派遣で食いつないでいる。一方、エリート弁護士・海老沢凛香(寺島)は強引な手段が明らかになり弁護士会を退会し、法廷に立てなくなってしまう。先輩弁護士の忠森(上川)から依頼人に感謝させるような結果を出せば復帰の手助けをするといわれたことから、麗を思い通りに動かして弁護士資格を取り戻そうとする。」
当初は『君に届け』、10月11日に公開の『近キョリ恋愛』などを撮った熊澤尚人監督が演出陣に名を連ねていましたが、始まる前に降板してしまいました。一部報道によると理由は岩崎麗がドジキャラだったのを深田恭子サイドが変えてくれといってトラブったためとのこと。真偽はわかりませんが制作体制が揺らいでいるのは間違いなさそうです。直前でのトラブルはおもしろくするにはマイナス要素。巻き返しはなるでしょうか。
次は「10月24日(金)スタートのドラマと終盤戦まとめ」
