翁庵でかつそばをいただく
和可菜は、朝ごはんは出るが、晩御飯は出ない。しかし、ここは神楽坂だ、食事に困ることはない。周辺のお店から出前してもいいし、ちょっと出かけて食べてもいい。ちょっと引用しよう。神楽坂を下って外堀通りにぶつかるちょっと手前に、「翁庵」というそば屋がある。午後は東京理科大の学生たちで賑にぎわっている。ここの「カツ丼どんライス」を知らない者は理科大生でないといわれるほど、卵でとじたカツの皿と大盛り丼飯めしは有名である。
山田洋次はこの翁庵でよく食事をしたそうだ。ここの名物といえば「かつそば」だ。普段は880円なのだけれど、5のつく日、5日、15日、25日はサービスデーで500円になる。というわけで、先日、行ってきた。
サービスデーということもあって、昼前から満員だ。そして、ほとんどの人がカツそばを注文している。店員が「温かい方でいいですか?」と聞いてくる。冷たいのもあるのか。温かいのにしてもらう。いやぁ、カツがそばのツユを合うなぁ。薄めだけれど、ちょっとミルキーなかんじのカツがおいしい。奇をてらわない素朴な味わいだ。こりゃ、ここのカツ丼とか食べてみたいと思った。ちなみに午後1時位には100杯用意されているサービスのかつそばは売り切れてしまうそうだ。
というわけで、かつそばを食べて、今回の神楽坂文学散歩は終了。興味のある方は、なにか神楽坂に関する作品を読んでから散歩へ出かけてみよう!
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