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作品を読みながら歩きたい、神楽坂文学散歩(6ページ目)

神楽坂にまつわる何冊かの本を読んでから神楽坂を歩こうと思った。実際に読んで出かけてみると、散歩の幅がまた違う。1冊でもいいので、なにか作品を読んで出かけてみよう。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

翁庵でかつそばをいただく

和可菜は、朝ごはんは出るが、晩御飯は出ない。しかし、ここは神楽坂だ、食事に困ることはない。周辺のお店から出前してもいいし、ちょっと出かけて食べてもいい。ちょっと引用しよう。

神楽坂を下って外堀通りにぶつかるちょっと手前に、「翁庵」というそば屋がある。午後は東京理科大の学生たちで賑にぎわっている。ここの「カツ丼どんライス」を知らない者は理科大生でないといわれるほど、卵でとじたカツの皿と大盛り丼飯めしは有名である。

映画監督の山田洋次が晩御飯をよく食べに来るそうだ

翁庵 東京都新宿区神楽坂1丁目10

山田洋次はこの翁庵でよく食事をしたそうだ。ここの名物といえば「かつそば」だ。普段は880円なのだけれど、5のつく日、5日、15日、25日はサービスデーで500円になる。というわけで、先日、行ってきた。
5日、15日、25日は500円で提供される

翁庵名物「かつそば」 普段は880円

サービスデーということもあって、昼前から満員だ。そして、ほとんどの人がカツそばを注文している。店員が「温かい方でいいですか?」と聞いてくる。冷たいのもあるのか。温かいのにしてもらう。いやぁ、カツがそばのツユを合うなぁ。薄めだけれど、ちょっとミルキーなかんじのカツがおいしい。奇をてらわない素朴な味わいだ。こりゃ、ここのカツ丼とか食べてみたいと思った。ちなみに午後1時位には100杯用意されているサービスのかつそばは売り切れてしまうそうだ。

というわけで、かつそばを食べて、今回の神楽坂文学散歩は終了。興味のある方は、なにか神楽坂に関する作品を読んでから散歩へ出かけてみよう!

【関連記事】
翁庵(そば/神楽坂/創業1884年) [100年店ランチ] All About

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